詩人:哀華 | [投票][得票][編集] |
これから飛び立つ
あの空は
夢に見たとおり
青かったらいい
消えない
愛情や
割れない
お皿や
変わらない
何かのように
私は
信じていたかった
たった
これっぽっちでも
変わらない何かを
それは
貴方であり
彼女であり
私自身でも
あったけれど
崩れ落ちる
音が聞こえる
言葉など
約束など
嘘ばかりだね
近くに居ないから
彼らを声からしか
知る術がないから
私は
私は
どうしたらいい?
紙切れのような
そんな存在感
薄っぺらい
水などで容易に
溶け出す様
分かっていたよ
私には私だけ
これから飛び込む
あの海は
夢に見たとおり
青かったらいい
青かったらいい