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哀華の部屋


[211] オンザ・ロック・ベルモット
詩人:哀華 [投票][編集]

一人になりたいのなら
一人になれば
いいじゃないか

関係するものを
すべて断ち切って

一人で生きて
もしくは知らない所に
消えて行ってよ

オンザ・ロックの
ベルモットの向こう

グラスの底には
息苦しい言い訳と
冷たく暗い夜の
嫌がらせにも似た
そんな空気

置き去りにされて
いつしか
明かりも消えてく
この街の

片隅。

一頻り泣けば
いったい誰が
抱きしめてくれますか

一頻り泣けば
いったい誰が
見つけてくれますか

どんなに頑張ったって
最後はアザだらけじゃないか

見てみろよこの腕
惨めすぎて
笑えてくるだろう

中身は空洞
張りぼての皮膚
神経も
感情も

もう
何も、何も、

ないよ

2005/07/14 (Thu)

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