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八朔の部屋


[17] ねじ
詩人:八朔 [投票][編集]

なんで
ぶち壊したのかって

僕には
ねじが足りないから

ねじを
分けて欲しかったんだ
(これ以上死にたくなくて)

見たことない
どこにも売ってない
あの娘のねじを
僕に嵌め込んだら

いつ崩れるか分からない
この世界を、
永遠に、
閉じ込めることになりそうで
(一枚の写真のように)
完成させたかっただけ
本当にそれだけ

僕の世界から
あの娘というピースが
真っ赤に染まったまま
消えて

何か足りない
から
もう一度
ねじ を 手に入れるんだ

足りないままだと
僕は
完璧主義 だから
カンセイ、させなきゃ
(バラバラなのは僕ばっかり)
なんなら
あなたの
あなただけの ねじでもいいんだ
(死ぬのも僕ばっかりだ)


ねじ、ください

ねじを、分けてください

ねじが、足りないんです

2007/02/21 (Wed)

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