私が粉々に割れて 散らばったら その欠片を 拾い集めてくれると 君は言う 一つ残らず丁寧に 集め繋いでくれる その姿に私は 涙が止まらないの だろうと 思った瞬間 私の両手は無意識に 目の前の君を 抱き締めていた ─‥。
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