子供の頃

美しくて綺麗なものを
好きと言ってばかりいた

大人になった 今

例えどんなに汚くて
輝いていないとしても
好きなものは好きと
正直に言える様になった

一番最初に

『キミの為なら死ねる』

って言った人
天才だね

見事に この恋は
その言葉でしか
語れないや

あなたの事を
想うのならば
この言葉を
言わなきゃよかったかな

例え
僕のこの心が
砕け壊れ落ちたとしても

歳をとったからって
大人になったという
訳じゃないよ

いつまでもあの恋に
しがみついてばかりいる
僕はまだ子供だからね

何かを手放さないと
何かを得られないのなら

僕は当分
何も得られそうもない

だって僕はキミの事を
手放す勇気なんか
持っちゃいないんだよ

苦しくて 泣くよりも

悔しくて 泣くよりも

なによりも
嬉しい時だけ 泣きたい

「嫌い」って言って、

アナタのコト
嫌いになれるなら、

「嫌い」なんて
言わなくても、

嫌いになってたハズ。

あなたが一度も

「愛してる」
なんて言わないのは

「愛してる」よりも
「スキ」が
強いからでしょう？

ねぇ

今からキミに
「好き」って言っても

いいかな？

本物の僕は何処にいるの

この身を裂くような
悲しみを 一体 僕は
どこで感じているの

眼から涙が
零れたけど
眼で悲しみを
感じちゃいない

胸が少しだけ
息が詰まるけど
呼吸の中にも
恋は無い

上手く言葉で
言えないけれど
別にこの口も
哀しくなんかない

だったら 一体
僕の心は何処？

本物の僕は何処？

誰かが奪って行ったなら
どうか僕に返して下さい

この偽物の躯では

この悲しみを
抑えるのが
とてもツライのです