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秋庭 朔の部屋


[83] 以心電信
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


一緒に食事をして
彼女を家まで送り届け
自分も家に帰り着くと
直ぐに着信音が鳴った。


『?』

たったそれだけの
彼女からのメール。

こっちも
『!』とだけ打って
返信した。

直ぐに電話がきた。



わかった?

うん、
「ウチに無事着いた?」
って意味だろ?

すごいっ!

で、ぼくのは?

「着いた!」でしょ?

違うな

じゃ、なに?

教えねぇ〜

ケチっ

わからなかった罰だ

別に知りたくないから

あっ、そ
じゃ、おやすみ…って
これじゃ切れないよ

で、どゆ意味?

えっとね…

おやすみっ!

いっぺん殺したろか?

2008/03/26 (Wed)

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