降り注ぐ
冷たい青が
小さな僕に
あの青から
見下ろしたら
点になった
僕のくしゃくしゃ顔
泣き顔に
見えるかな
笑い顔に
見えるかな
どちらでも
まぁいいか
掲げた拳
ピースサイン
青に向かって
びしょびしょに
笑う僕は
青から見たら
滑稽で
吹き出されそうだ
けどまぁいいか
背負ったギターは
やっぱり重くて
毎夜見る夢に徘徊する
投げ出した財産も
やっぱり重くて
青に隠れた天秤座
彼女だけがきっと
正しさを
語ってくれる
“それでいい”
大き過ぎる
鎧を纏った
小さな僕は
遺影となって
あの青に
綺麗に溶けた
2006/02/10 (Fri)