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ミツヒデの部屋


[2] 鳴も無き鳥
詩人:ミツヒデ [投票][編集]

鳥たちがこの地に降りたのは 去年の春ですか



なにをしに来たのかわからず なにを見出だせばいいのかもわからず



なにも伝えることができなくて なにも感じることがなくて



鳥たちはただ肩に乗る…



伝えたくて…伝えるものがなくて



翼を広げることが僕に出来ること



それに気付くことができたから だからどこえも行かないで



僕をずっと見ていてくれませんか?



鳴も無き鳥たちが空を飛ぶ 君に伝えることができたから



苦し紛れに言えたこの想いが君に 届いたから…



鳴も無き鳥たちが空を飛ぶ 僕に会えることができたから



思い出詰まった心の揺り籠を 世界中に届けるために…



さよなら…

2004/10/20 (Wed)

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