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そっか そうなんだ
僕らはお互いに 互いに幻滅して
それでも 家族だから 血が繋がってるから
それだけの理由で思い直して
信じて 裏切られて 幻滅して 思い直して
そんないたちごっこを飽きもせず
可笑しいね
オカシイよ
僕らの目の前にいる相手は
愛すべき人なんかじゃなかったんだ
ああ なんて滑稽な群像劇
答えは最初から出ていたのに
これで最後にしようよ
無意味な堂々巡りには終止符を打たなきゃ
手を離して 奈落の底へ
これからはお互い 好きに生きようね
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なんでだろうね
青い鳥に憧れてた時代もあったけど
心のどっかに生まれた猜疑心が
甘く冷たい理想に綻びを作る
全部が一色に落ち着いてくれたら
こんなに悩まないのに
自分で懸命に創った壁だけど
ぶち壊したくてたまらない
放っといてよ
全身で叫んだのに
放っとけないよ
頑なな天使は引き下がらない
臆病な自分を好きになれる日は
きっと来る? 来ない? 来る 来ない
わかんない
どうすんだろうね
夜が明けない世界に迷い込んじゃって
他人事みたいになんか冷静
この温かみが嘘だと知ってるから
命が永遠に時を刻めたら
こんなに焦らないのに
常識に合わせて歩んできた道なんか
踏み外したくてたまらない
気づかないでよ
行き場も失くした声に
気づきたいよ
振り向いた天使は泣き虫だ
変わんない現実に立ち向かえる日は
きっと来る? 来ない? 来る 来ない
わかんない
目を閉じて 正面
何があるか知ってる
それでも目は開けれない
何が起こるかわかんない
いつだって現状は
不確かで理不尽
その真っ白な羽根も
いつかは穢れてくんだ
放っといてよ
全身で叫んだのに
放っとけないよ
頑なな天使は引き下がらない
諦めの悪い純粋さに付き合える日は
きっと来る? 来ない? 来る 来ない
・・・わかんない
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画面から頭の奥に飛び込んだ ちぐはぐな映像は
目の前にあるのに掴めない 僕の心のもどかしさに似てた
記憶の中の煌めく星はかすんでて
つなぎ合わせてもメッセージは描けなくて
だけど ただ黒いだけだったそのキャンパスに
落とした一雫の光はよく映えた
夢の方を見つめててもいいのかな
きっと格好つかないけど
正論並べ立てて 強がって
あんなキレイな色してる 明日への道を塞ぎたくない
ノックも忘れてけしかけた言葉を
君は笑顔で受け入れてくれるから
もう陰で涼んでいるのはやめよう
陽の明かりの下で 汗流して駆け抜けよう
そう思えたあの日の空くらい
美化してもいいよね
夢の方から光が流れてくる
手持ち無沙汰な風と一緒に
その中の一粒をつかまえて チケット
僕も目指すよ 眩しい明日への挑戦者
武器も防具も何にもないけど
君の笑顔と夢があるから
少なくともこの心は折れない
それならきっと掴める
大丈夫
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ぴたっとひとつに決まってくれない
こんな気持ちはもやもやするけど
変化があるのはいいことなのかも
ゆらゆらしてるのも悪くないかも
一分一秒がびしっと整列して
明日に向かって足並み揃えて
その一番後ろについてみて
一緒に行進したら なんか笑えた
硝子の破片 君にあげる
もっともっと みんなにあげる
そうしていつか また会ったとき
合わせてひとつの窓硝子にしよう
それはめ込んで外を見よう
意外と あの日の景色が広がってるかもしれないから
僕らの記憶がそれぞれ集まって
不思議と あの日の気持ちが再生されるかもしれないから
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あと数センチ 掘り起こしたら
君の心に辿りつくかな
BGMをかけながら
伸ばした手に 嘘はない
甘い味しかしない毎日に
いつしか舌も麻痺しちゃって
何がほんとに嬉しいことなのか
忘れてしまった
傷ついたCD裏面の七色に
込めた願いには2度と会えない
だけど握りしめたこの拳の
感触は消えない
だからだ きっと僕が俯かないのは
風向きが変わったから
きっと世界も動き出すだろう
時の流れは律儀に真っ直ぐ
一方通行のままだけど
気づかずにとばしたその1ページに
君のいる場所の小さなヒントが
隠れていたと信じて 僕は
2週目に踏み出した
つまりは やっぱ僕は諦めたくない
掲示板に言葉を貼りつけて
しばらくここで待ってみたけど
視界を横切ってく 素通りな人たちは
何から逃げてるの?
いくつもの答えが反響してる
そんな空間に僕が望んだ明日なんてない
ため息ついて破った裏表紙に
君の残した最後のヒントが
刻まれていたかもしれないと 僕は
初めて振り返った
作っては歩んできた道は
思ったよりも不格好だったけど
体感よりもずっと真剣に
夢を追っていた
だからだ そっと君が微笑んでくれたのは
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消し忘れた夢があるよ
恥を重ね着して
幸せそうに笑うから
許しちゃったけど
何度落とし穴にはめられても
学習しない僕だから
紆余曲折がひどいこの道も
歪で不便だって思わなかった
翼がないことに気づかなくていい
不可能なんて辞書にはないから
常識を打ち破るのが楽しい
空の色を塗り替えよう
いくつもの丸が繋がって
次第にとんがっていくよ
せっかくの平和主義も
これじゃかたなしだね
苦楽の分量を間違えた瞬間
世界の中軸が折れたみたい
不安定な地面の上に立つ
その覚悟ってどこから湧くの?
翼があるなら自慢しなくちゃ
持てるものみんな光に変えて
戦える場所はここだけじゃない
空に想いを響かせて
逆さまの時計を愛しげに撫でる
君が見ている明日は きっと 僕と違う
翼がないことに気づかなくていい
不可能なんて辞書にはないから
常識を打ち破るのが楽しい
空の色を塗り替えよう
モニターに映る偉い人の言葉だけが
正しい訳じゃないってさ
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曖昧な記憶は きっと
自分を守るためのもの
だから それだけ 綺麗になる
だから それだけ 愛しくなる
忘れるって悲しい
だけど
忘れないと苦しい
矛盾が抱えきれないくらい
いっぱい いっぱい
たくさんのことがあって
今
ここに立ってるけど
ここを目指して生きていた訳でもなくて
だけど ここに立ってて
見上げた空は 思ったより大きくて
なんだか青くて たぶん綺麗で
きっと憧れの未来まで続いてる
きっとね
待っててなんて虫がいい
待たせたりしないぐらい走るから
だから待ってて あとレイコンマイチビョウ
嘘はつかないよ
ねぇ 笑ってほしいな
ホントかウソか当ててあげる
君のこと 君が思うより少しは知ってるよ
結論なんて出てないけど
手を上げる
元気良く手を上げる
ただ 気持ちを届けたい。
それだけ
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ジョーカーは微笑む
未来を見据えて
ブレない現在地に
添える勝利の花弁
銀の鍵は
形も変わって
もうあの頃の面影はない
薄暗い過去なら関係ないけどね
打ちのめされてからがスタート
望まないものをなんで守ってるの?
その鎖は実態のないトラップ
衝動のままに 本能のままに
ただ、勝ちに行け ジョーカー
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崩れた砂糖菓子の兎は
あの日 青い月見上げて物思いにふけってた
なんてことないそんな時間が
不確かで曖昧な記憶の中には残ってた
光がまるで炎のように
灰色の世界に色を持たせていく
風と時は競うように駆け去っていくけど
僕と野良猫は気まぐれに立ち止まる
薄い壁の向こうから聴こえてきた旋律はきっと真実
語りつくせないくらい両手に有り余る金縛りのような感覚の過去
有意義な毎日ばかり紡ぎだせるほど言葉は万能じゃない
それでも君はこの空の深みを信じるんだろう
陰絵は非日常の美しさを創りだしてくれるよ
僕もこの手で不思議を創造していくような存在になりたい
プログラムで満足するような心は心じゃない
運命にも全力で逆らっていくような熱を持て
確定してない未来に微笑み
誰にも描けない 現実味のない現実を生きよう
嘘の花弁が 魅惑の季節に混じって散っていく
きっと僕ら どれでも美しいと思うのだろう
それは2つ目か3つ目の鍵
ここの扉のどれか開けてもいいよ?
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がんじがらめキューブ それ僕の世界
レンズ越し まっ平らな平面リアルが 僕の距離感
理想理想と 適当に 花の種をばら撒いては眺める
光と熱を持たない太陽だけが それを見て微笑んだ
スイッチを複製 押したらどれが爆発するかな?
枕元に並べて 気長に夜明けを待った
嘘もスパイスだと 誰か言ってたような言わなかったような
空砲鳴らして 世界の始まりの証明 Oh
楽したけりゃいいじゃない
好きなだけ眠りをどうぞ
ただ その間に
道が塞がってても文句は言えない
剥がして 剥がして 破って 破って
見えない 見えない 届かない声
叫んで 叫んで 無秩序な 世界で
目指して 探して 色のついた 明日はどこだ
存在価値とか 存在理由とか
どんな店探しても売ってないから
結局は 自分で創るしかないんだ
選べない連鎖の中でも
間違ってないのだと
たとえ箱庭の中でも胸を張って
ため息の数だけ
光は滲んでしまうから
がんじがらめキューブ それ僕の世界
レンズ越し まっ平らな平面リアルが 僕の距離感
理想理想と 適当に 花の種をばら撒いては眺める
光と熱を持たない太陽だけが それを見て微笑んだ
でもいつか見返すさ
僕が本物の太陽になる