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さきネコの部屋  〜 新着順表示 〜


[229] 《 Black Box 》
詩人:さきネコ [投票][編集]

気づかなかったその曖昧さ加減
ヤミツキだね


無意識下囲うように
支配していく


不思議なラビリンス
彷徨うのもキライじゃない




そのルージュを引いたのは
世界の境界線を謀るため?


覚えてないくらい昔から
そのレールは壊れてたよ





画面に映ったのは8割方ウソ
そのクオリティには笑えてくる




希望がひとつも通れないくらい
その道は狭すぎるんだよ


当たり前ってレッテルを貼って
目を背けてたのは誰だよ?




「約束」といって絡めた指は
全部ユメだったのさと肩を叩く


2色の色を失った虹は
空にかかることさえ嫌がるようになった




ためらう瞬間もないはずなんだよ
閃光が駆け抜けたそのときは




駆けだせ




そのメッセージを

貫きたいなら

楽はできない

悪には染まらない




ペイントされていく

その景色に

別空間を

破壊してしまえ




爛々と輝く

その文字の意味を知らない


2009/08/07 (Fri)

[228] ス キ
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一秒後になら言ってもいいよ


だから今この静かな時間を あたしにちょうだい?




その光が ただの光か


かけがえのない光かなんて すぐにはわからないけど


それでも それがどんなものであったとしても


この胸に大切に抱く それは変わらない




時間の壁は硬くて 透明で切なくて


流れ去っていく想い出の数だけ


その瞳に映った色がある




失くしたんじゃないの


ただ しまっておくことにしただけ




一秒後になら言ってもいいよ


だってもう少し 君の横顔を見ていたい




一秒後になら言ってもいいよ


きっとあたしも 同じ気持ち






そんなこと言って


一秒後さえも 待ち遠しくなる




このとき

2009/05/29 (Fri)

[227] 2つのコップ
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2つのコップ

硝子のコップ

透明で 綺麗



片方には

幸せが



片方には

悲しみが



けれど どちらがどちらかわからない



両手に持って コップ

どちらか一つを飲み干そう

何度も瞳は往復するけど

結局時間が過ぎるばかりで



選べない

それならいっそ

全部混ぜて



混ぜて



・・空へ



砂糖と毒が混じり合い

宙に舞うのを



眺めた


2009/05/24 (Sun)

[226] You can
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青いペンで 一直線に線を引いて
空を創った

飛びたくっても飛べない間
この翼のもどかしいことといったらない

遥かなその夢を誰もが
追いかけてることなんて忘れてた

寂しさだけ感じてばかりで




銀のペンで 今をなぞって
時を示した

狂っていくのか 狂わせていくのか
そんな選択権は私にはない

呆れるような燃え盛る闘志だって
諦められるほど私が強くないだけで

そんなは自分は キライじゃないけど




心のペンで 手の形をとって 
私を写した

たとえ偽られたとしても 偽らないこと
塵みたいな嘘が いつしか視界を覆い尽くすから

救われなくてもいい ただ信じよう
このガラスの向こうを 私は信じよう

つくのなら 明日に繋がるため息を・・



2009/05/11 (Mon)

[225] 初対面の可能性
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開かない扉
赤と青の聡明なランプ
小刻みに揺れるろうそくの炎
幸か不幸かさえずる小鳥の歌声

破滅の螺旋?
ちがう
悠久の旋律

輝くことを知らず
眠る星の瞬き

飛び交うのは
時の糸なのか
始まりの尾なのか

適当だよなんてあしらいは通じない
画面を通してしか知らない景色

誤魔化しの騙し絵
入り込む硝子の小箱

運命





駆けだす


2009/05/09 (Sat)

[224] まやかしなんて要らないから
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リズム
  リズム
    リズム


さっぱり地に足着いてない
煮えたぎる僕の中の想いの炎は
遥か虚空を目指して 螺旋に昇る


餓えた独学の愛は 刹那に
揺れ惑う姿 その背に ペテン師の泥
あれから夕凪は 嘘のように消えた
せめてもの慰めに 舐めた一滴の本物


    アクセル
  アクセル
アクセル


もう僕を止めないで
もう僕を止めないで


落っことしてきたことにも気付かず
僕は歩いてる
何を?
それさえも忘れて


ことこと
   ことこと
      ことこと


吹きこぼれる 僕であるための理由を問う叫び
目指すべき場所は 知らない


   ユラユラ
  ユラユラ
ユラユラ





ひとり

空に

心奪われて





どうか





本物をください

2009/05/08 (Fri)

[223] 変われるよって、空が笑うから
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全力で駆け抜けた

たったそれだけのことで

行き着いた先は

今までのどれよりも清々しかった


簡単な答えって きっと

難しく考えてると 全然わからないものだから

その答えの側面が覗いただけで

僕は不思議と嬉しくなるんだ


硝子が少しずつ溶けていく

囲われた世界が開けていく

どちらかを選べと言われたら 僕は前に立つ

もう すぐに逃げようとする僕でいたくないから


信じることにしたんだ

みんなみんな 心からね

2009/05/08 (Fri)

[222] 僕は
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見てみたいんだ





進んだ先に広がる景色を





ありったけの光を湛えて





いたずらっぽく微笑む明日を




2009/05/08 (Fri)

[221] ココロのかけら
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真っ直ぐな光の中で

屈折した僕の思考

ふわふわとした毎日の中で

ふにゃふにゃとした僕の理論



慌てないでいこう

迷ったら立ち止まろう

気が向いたら駆けだそう

好きな道を選ぼう



楽が好きなわけじゃない

ただ 楽しいのが好きなんだ



それだけ



時間を1秒ずつ 掌の上に重ねてく

なんだかとても綺麗

なんだかとても捨てがたい

だから僕の心の中に しまっておこう 守っていこう



僕が僕であるために

必要かもしれないから


2009/05/04 (Mon)

[220] 気まぐれピエロ
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ひねくれた旋律に


青の花弁を浮かべて


どこへ向かうのが正しい?


朽ちてゆくのが悲しい?




闇夜の中に


たったひとつの足跡


逆さまの絵画に


あの日の僕を重ねてみる










まるで夢みたい








夢だけどね



2009/05/04 (Mon)
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