詩人:さきネコ | [投票][編集] |
自覚なき平和を求めて
交わした誓いは灰色に陰り
目標もなく定まらない足音
この画面の中に何色が収まる?
適当に早めてみた時間
別になんのまとまりもない感情
そんな風に手に入れた未来って
どうにも味気ない感じがした
思い切って超スローモーな一日をおくる
千切れた味覚に似通った血が流れる
青く透き通った望みは儚く砕けて
神様が掌の上でそれを眺めてた
僕の存在って何?
ぞんざいに扱われた運命ってどれ?
何枚剥がれたの?その薄っぺらい仮面
剣を突き立てて 左右に割る 大地
かじったら意外と不味かったよ
愛って感情もなおさらね
ゆめゆめ明日なんて言葉にしがみつかないよう
目の前の道は 信じてもいいけどね
風と塵がさらった
僕の迷い
と
自覚
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不安定な足取りを 時に愛おしく思うことがあるかい?
確立された未来を 時に鬱陶しく思うことがあるかい?
閉ざされた世界を 開け放つ鍵を今
あの日の中に探してる
Save… 覚めない夢だとすれば
Say… 溶かしこんだ波状の季節を
Stay… けだるげに見上げる空
Shine… ありきたりなステータス 彩る
口約束はやめようよ
《そのまんまの君でいいよ》
からっと晴れたらいいな なんて
《このまんまの僕でいい?》
時に満ち足りた時間を送ること
送信し忘れたメールを 眺めてる
人知れず夕暮れは立ち止まらず
この胸の小さなざわめきを 焦がす
今ならまだ 間に合うらしいから
どうする?
ほら
「駆けだす?
やめとく?」
切ったカードの山
その真上に指先が触れる
めくった先はジョーカー
案外いい手になりそうだ
時間軸の中で 織り進めるコールド・ゲーム
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信じ続けることはきっと 楽しいよ
だからほら 柔らかな気持ちでその町を見てよ
諦めずに走り続けた最後はきっと
見つけた色も 見つからなかった色も 前を向いて輝いているよ
全てが僕の背を押し 全てが僕を待ってくれてる
それだけで僕は いくらでもこの道を蹴って空を目指せる
努力した分が全然叶わない なんてそんな風に嘆かないで
100ある全てが日の目を見なくたって 決して無駄だった訳じゃない
まだ静かに埋もれてるものだってあるだろうし
なんにせよ 2分の1くらいは報われるもんだよ
プレイヤーはプレッシャーに弱い
なら、その鉛が降ってくる その前に
駆けだせ 瞬発力勝負だ
その1歩がどれだけ潔いかで 辿りつく未来は違ってくる
疑うことはたぶん 間違いじゃない
けれどただ そのダサい色メガネは要らないね
信じ続けることはきっと 楽しいよ
だからほら 柔らかな気持ちでその町を見てよ
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泣きたいときに泣ける強さを
この胸に しっかりと抱き
失くしたものばかりを数えないで
今ある光を 大切にしよう
言葉で伝えたりもするけど
瞳で伝わったらいいよね
信じることぐらい 恐れずにいたいよ
私のことを見てくれる人が いてくれるから
君 と 手 を と っ て
この道を歩いてゆけたら きっと幸せだろうな
君 と 明 日 を 目 指 し て
空に届くくらい 思いきり羽を広げよう
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速さにばかり捕らわれて
この道を進んできたけれど
せっかくの綺麗な景色が 残像になってしまうなら
もうちょっと もうちょっと スピード緩めてみてごらん
鍵を失くして開かなくなった
その心の扉の前に立って
笑顔で 溶かしてくれる人がいる
熱く 蹴破ってくれる人がいる
だから 大丈夫
別々の場所で 僕らは生きてきた
気まぐれな神様に 付き合わされて
それでも 僕らの命を
優しく照らしてくれる 太陽
生きてるんだ
生きてる証
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歯車組み立てて 無意識に
孤独を積み上げて 天高く
Two side 逃げ場を持ちながら
Run away 進む道に意味はあるのか
襟を立て直したほうがいい
囁くのは意地悪な風か 無性の雷雨か
乱れた映像を固定するように
理性と限界のボルトを緩める
手を叩く 合図を送るShadow
目くばせした その瞳が重なる
成り行き任せの 半透明な運命
決壊したMusic begin それさえも心地良く
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行くあてのないカンジ
態度もさながらのbird
新しくなるまで めくる手は止めない
Topで時を掴みにかかる
修正の暇なし
陽の光にまみれて brighten
ガラスと溶け合う この心も
ぶらさがる論理も show
画材選び 何を残せる?
方法選び 比喩マガイの 誰の人生?
透明な壁ごしに この手を合わせ
言葉は創れる
notice
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自分の心 いったい何等分に分けて変えていたのかな
気づかないくらい すべてに麻痺していた
時間があんまりにも優しすぎるから
伝えることがあんまりにも下手すぎるから
甘みと苦みを同時に感じて
どろどろ煮詰まっていく思考の中で
僕は何を求めてたんだろ
僕はそのとき いったい
確かに 手を伸ばした気がするんだ
わずかに残る その感覚が
けれど
掴みたかったそれを 僕はもう覚えてはいない
寂しさの香る 今
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楽園みたいにふわふわしていたら
気づかないうちに 手に入れてた
無気力という名の鉛
戻りたいなと思っても
その鉛のせいで
僕は楽園から抜け出せない
楽しかったのに
楽しかったからか
こんなに寂しく恋しい想いも
とろとろと甘すぎた記憶に押し込まれ
違う気がする
違う気がする
これは本当の楽園じゃない
(蜜に溺れて)
苦しまないで得た未来なんて
ただの地獄なのかもしれない
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砂漠にひと欠片の希望を
燦々と降り注ぐ
陽の色の 薔薇の
散った花弁の 数を数える
儚い一片(ひとひら)
砂漠にひと欠片の愛を
滾々と流れる
水の色の 薔薇を
摘み取ることさえ ためらうような
美しい揺らぎ
隠してたつもりなんてないの
ただ そこに在ったことに
誰も気づかないことを望んでいたの
そう ただ望んでいただけ
夢をどうぞ
一滴(ひとしずく) どうぞ
だけど この薔薇はあげないわ
だって 私の宝物ですもの
たぐいまれなる才を秘めて
咲き誇る
世界を変えられるほどの ね?