詩人:放射能] | [投票][編集] |
地震の中を泳ぐ人々
高く積まれた本が
俺を直撃!
「ソフィーの世界」
上巻にやられた
厚さなりに
さすがにいい技
持ってるぜ
溺れる意識の終盤に
意地で華麗に
倒れてみせた俺は素敵
ハッと気づいたのは
誰もいない事
ふざけんな
アーティスト賞モノ
‥だぜ?
その芸術性故に
ナマズは10点の
プラカードを上げた
俺が三途の川を
渡ろうとしている時に
手遅れって言うな!
死んでないぜ
まだ覇権をとってない
痛み苦しみより
はるかに凌駕する野望
言う事を
きかない身体を
ちょいと痛めつけて
やっただけだ!
肉体を
超越する精神構造
精神と言う神が宿った
死ぬものか!
他人に自殺は勧めても
世界最強の毒と
自負する俺が
若い身空で死ぬものか
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俺の防弾は布製
新聞紙で
作った盾を構えて
地球にやさしい
リサイクル根性
それが仇になって
引っくり返って死ぬ
なぜなぜ?
なぞなぞの嵐
もしかして
今ごろ気づいても
もう遅い手遅れだ!
戦争ゴッコ‥
じゃないんだぜ
迷惑をかけない
範囲内でウオーズ
カタい銃火器は
何ひとつ
必要ないじゃないか
水鉄砲を腰に差し
赤い絵の具を
薄めて入れておく
見た目的には
変わらないじゃないか
どうせ
外見で判断されるのに
戦車がやってきた
弾はクスダマ
その方が楽しくて
子供も喜ぶじゃないか
人は再生
できないじゃないか
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冬期限定で
俺の身体には
バイブ機能が
搭載される事が判明
朝方に
ブルブル来る事が多い
寒くなると常に思う
氷になるんだと
俺は氷なんだと
そうすれば
気温と体温の差が
なくなって
寒いと感じない筈だ
できたら‥な
服の中に腕を
引っ込めていると
結構あたたかい
血行もよくなるし
外見もよく‥はないね
ブルっと来た
あぁ火事が愛しい
抱きしめたいよ
学校燃やしちゃう?
黒コゲ志願
授業中なのですが
カイロが
非常に熱くなってます
それはもう
耐えられないほどに
何故その余分を
長持ちに回せないのか
問い掛けても
返事はない
あったら怖いよ
こうして
頭内職をしながら
チャイムを待つ
‥終わった
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法の番人は
強制するために
法すらも冒せるのだ
ノーヘルの
カップルが原付で暴走
その後ろから
覆面パトが
怒鳴りながら車線逆走
その中で
一番迷惑なのは?
疑問に思ったよ
俺は証人になろう
俺は逮捕したかった
驚いた事柄と正解を…
職務質問は犯罪者扱い
現行犯ならともかく
任意の筈なのに
強制される常
高圧的な言動
協力したくないよ
やましい事がないなら
構わないだろうと
調べて何もなくても
詫びのひとつもない
あまりにも
殺人が頻発してるから
なんも
感じなくなってる
もっと死ね
さらに死ね
エンヤコラ♪
なんやコラ!
それを楽しみに生きる
奴もいるんだろう
一歩逸れれば
ソレは俺だったかも
しれないぜ
お前でも
おかしくはないさ
傍観してるだけの奴に
正義は
あっちゃならないさ
人を殺す
可能性のない者など
いないのに
サメを必要以上に
こわがって退治する
だから俺が
殺戮を繰り返しても
文句は
言えないだろう?
危険を感じる
…と言うだけさ
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風の噂で聞きました
天に召されたと
招待状は本人にしか
見えないと言う
死神様ぁん!
放射能一生のお願い
死者リストから
当分ハズして〜ん!
肉まんオゴるからさ
ランダムに殺さないで
いけないと
知りつつ手を出す悪事
誰か見てますか?
目撃者を消そうと
スリルをもう1度と
積み重ねるは石
死神様ぁん!
黒マントの骸骨よ
その鎌を
振り下ろすのはやめて
プロ野球カード
欲しさのポテチも
ちゃんと
食べるようにするから
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機嫌が悪くても学校に
そこでは入り口で
まず透明人間になる
授業中は指されない
視線も刺さらない
暗黙の了解も
僕は了解してないのに
味方と言う人種は
死に絶えたんだ
そう学んだものさ
天国と地獄の真ん中に
今はないんだ
住んでる世界は
同じなのに
誰かが地獄を見る
他人の不幸と
知らん顔するのが常識
差し出される
手もなければ
救われる人もいない
死刑にしてくれよ
生ける死人に
するくらいなら
それが
親切と言うものさ
それすらも否定?
下校時刻は過ぎたのに
僕は自然と一体化
現象として
存在できてますか
気づかない内に
死んでたりして
そんな冗談は笑えない
家に帰ればひとり
大量に余りある酸素は
僕が吸って吐くだけ
実際どうなんだろ
僕だけで窒息してる
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反省だけなら
サルでもできる
でも
サルのは
ポーズだけじゃん
だまされんなよ
先生は溜め息をつく
手におえない
生徒としての立場
家庭環境は劣悪なれど
言い包められた事なし
学制服が怖いんだ
コレが僕を
消してるに違いない
机も頭の中も
カラッポになっちった
新鮮なものは
なくなった
日に日に
感情が消えてくよ
使い減りするんだろう
冗談さ
笑ってくれ
人生が道だとしたら
行っても戻っても地獄
グズグズしてたいんだ
人と会う為の義務に
言葉なんか
いらないだろう
死にたいのは本心か
消えたいの間違いか
殺したい奴は多過ぎる
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女の体温を
感じるつもりはない
軟弱な精神イラズ
僕は欲を遮断するよ
<欲しがりません
死ぬまでは>
人間である事に
逆らって逆らって
生きてやる
根性みせるの僕だけか
成長するにつれ
簡単に意見を
ひるがえしていく
大人になったと
だけど僕には
断念とか逃げとか
そういう風にしか
映らなかったよ
いいとこ取り狙い
貧乏クジ
引かないように
ニヤニヤしながら
気味悪い人一丁上がり
順調に生きる奴なんか
大嫌いなんだ
コツコツと勉強したり
貯金したり
そんな奴に寒気が
するんだよ
恋愛=エロにしたのは
だーれ?
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お金が欲しくて
故郷を出た
いつか有名になって
帰ってくるよ
さらば人脈 老いた町
小汚い病院で
臨終したくはない
ワラブキ屋根に
赤とんぼはもういない
都会人は宇宙人
僕の周りでも事件は
起こると知った
密集した生活感の
責めぎ合いの中
ゆとり無く
奪い合う人達
信じられぬ関係で
ここで
勝ち続けなきゃ
残る道は
あのボロ家さ
芽が出ないと
焦るもの
思えばいつも
おだやかだったあの頃
虫カゴを
ぶら下げながら
帰り道を歩いた
いつか
クワガタ博士に
なるんだと