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山鳩の部屋


[31] 約束
詩人:山鳩 [投票][編集]

約束は秋の空に消えていった

空の青さはこんなにも綺麗なのに

約束は秋の空に消えていった

あんなにも高く澄んでるのに

君は塞ぎ込んで

ずっと沈黙を守り続ける

こんなにも透き通った空気を吸い

地平線に沈む夕陽は

果実のように赤く熟れて

冷たい頬を染めるのに

話しかけようとしても

瞳に映る見知らぬ熱い素描

ジェラシーを隠し切れない

僕は一気に

君のこころの深みに下りてゆきたい

あの夜の小指の感触を

忘れるために

2007/09/19 (Wed)

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