約束は秋の空に消えていった空の青さはこんなにも綺麗なのに約束は秋の空に消えていったあんなにも高く澄んでるのに君は塞ぎ込んでずっと沈黙を守り続けるこんなにも透き通った空気を吸い地平線に沈む夕陽は果実のように赤く熟れて冷たい頬を染めるのに話しかけようとしても瞳に映る見知らぬ熱い素描ジェラシーを隠し切れない僕は一気に君のこころの深みに下りてゆきたいあの夜の小指の感触を忘れるために
[前頁] [山鳩の部屋] [次頁]