詩人:ヨシコ | [投票][編集] |
自分を偽ることに疲れてしまった。
他人が言う、私は
「気が利く」
「優しい」
「真面目」
「しっかりしてる」
と、こんなもんだけど
そんなものは私じゃない。
私はいつも
「気が利く」ように
「優しい」ように
「真面目」なように
「しっかりしてる」ようにしているだけで
そこに私の価値があるのなら、それをなくしたら存在意義も無くなってしまうから…
他人が求める私の姿を演じることで、他人から褒められて、愛されて、
なんとか自分を支えてきた。
でも、そんな生き方に
何の価値があるだろう。
自分をなおざりにした人生に
幸福なんてあるのかな。
疲れてしまった。
何もかも。
笑っていても
はしゃいでいても
頭のどこかは
冷めている。
もっと奔放に生きられたらいいのに
自分に正直に生きてる人をみると
どうしようもない空しさに包まれる。
いつからこうなってしまったのだろう。
情けない。
情けないよ。
気が利いて優しくて真面目でしっかりした私なんて
欲しくない。
もういらないのに。
それなのに
それでも誰かの称賛と愛を求めてる自分がいる。
どうしようもない私は、今日も
この相反する欲求に
引き裂かれる。