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綾の部屋


[122] 思い出になる前に
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切りすぎた私の前髪を
からかう君

怒ったフリしてるけど
本当はもう許していること
君にはもうお見通しだね

夏空を駆けていく靴音さえ
眩しく思えた

振り向けば好きな人がいること
それがどれほど特別なことか
あの頃の私は気付けずにいたんだ

肝心な言葉は
いつも後回しで
また1日片想いの日が更新される

そんな日々に
さよならしようと決めたんだ

私の鼓動に合わせるかのように
夏を彩る花が咲いては夜空に消えていく
暑い季節が閉じてしまう前に
君に伝えたいことがあるんだ

君を一時の思い出にしたくないから
君の一時の思い出になりたくないから



2016/07/29 (Fri)

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