詩人:綾 | [投票][得票][編集] |
切りすぎた私の前髪を
からかう君
怒ったフリしてるけど
本当はもう許していること
君にはもうお見通しだね
夏空を駆けていく靴音さえ
眩しく思えた
振り向けば好きな人がいること
それがどれほど特別なことか
あの頃の私は気付けずにいたんだ
肝心な言葉は
いつも後回しで
また1日片想いの日が更新される
そんな日々に
さよならしようと決めたんだ
私の鼓動に合わせるかのように
夏を彩る花が咲いては夜空に消えていく
暑い季節が閉じてしまう前に
君に伝えたいことがあるんだ
君を一時の思い出にしたくないから
君の一時の思い出になりたくないから