ホーム > 詩人の部屋 > 望月 ゆきの部屋 > 漁火

望月 ゆきの部屋


[229] 漁火
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

その時のぼくには
どんな光も
光 だった

高層ビルのあちこちでは
松明が焚かれ
人はそれを
空から眺めては
都会などと
よぶ

灯台ならば
向かうべき先を
教えてくれただろうか

手をのばしてみればいい


明るい場所で
ぼくたちは逢おう。



つかまえて
   くれないか。


2004/06/14 (Mon)

前頁] [望月 ゆきの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -