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望月 ゆきの部屋


[318] 誰そ彼(たそがれ)
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

並木道の
みえない、ずっと向こう
から
容赦なくやってきた足音

かんたんには受け入れられない、
決して受け入れちゃいけない、
と わたしは
いつまでも
スカートのすそに
砂のまなざし、

波のカケラ、

ゆらゆらと
からませていた


それは
まだ旅の途中、とでも
いうような


あいまいで
あのひとに、すこし似ていた

2005/01/30 (Sun)

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