詩人:夢野咲道 | [投票][編集] |
僕の何気ない一言が
君を頑なにした
君が”ここ”にいてくれる事
当たり前な事なんて本当は何もないのに
僕は探し続けたよ
君の心を溶かす言葉を
擦れ違いはいつも
僕の知らない所で始まっていたんだね
いや、気がつかなかっただけ
何も話さない君のせいにして
僕は探し続けたよ
君の心に届く言葉を
窓の外は雪
降り積もる雪はどんな色をも白く変えるけど
僕の後悔を白く染める事はない
僕はいつも言い訳ばかりだったね
繕う事ばかりだったね
君の事を何も知ろうともしないで
僕はいったい何を恐れていたんだろう
僕は今も探している
あの時、君に言えなかった言葉を
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自分を励ます言葉を探してみよう
落ち込んでいる自分に
悩んでいる自分に
疲れている自分に
1人で辛さを堪えている自分に
失恋の痛手を抱えている自分に
哀しくて泣き出しそうな自分に
そして
頑張っている自分に
どんな言葉をかけたら元気になれるかな?
どんな言葉で話したら心に届くかな?
ストレートに 「頑張れよ!」
叱咤する言葉 「何やってんだよ!」
優しく 「大丈夫だって」
応援団のように 「ファイトッ!」
なだめるように 「負けるなよ」
黙って頷いて 「分かってるよ」
親友のように 「無理すんなよ」
背中を押す言葉 「それで良いんだよ」
言葉は口に出す事で力になる
言葉ってそう言うものだね
心の中の自分に語りかけるのではなく
口に出してみよう!
聴こえなかったら何度でも
足りなかったらもう一度
自分を励ます言葉が見つかったら
口に出して言ってみようよ!
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ふわり ふわりと
降る雪のように
流れた時の分だけ
淡色になった想い出が
ゆっくりと ゆっくりと
心の中に降り積もる
見慣れた街の風景に
探す 後姿
行き交う人は途切れないのに
あの頃と何も変わらないのに
見慣れた小さな影は
もう ここにあるはずもない
どうして急に想い出したんだろう
ふと 星の無い空を見上げた
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冷たい雪が僕の肩を濡らす夕暮れ
昭和通のバス停で高野0号を待ってます
帰りを急ぐ人の中に君を探して
もういくつ季節が過ぎたのか
この雪が溶ければ
もうここで君を待つ事もない
雨の降る日には傘もささないで
雨宿りしながら君が来るのを待っていた
いくつかバスをやり過ごして時が過ぎていく
ただひと目見るだけで良かったあの頃
卒業したらそれも終わる
もうここで君を待つ事もない
あれから2年 この場所を通るたびに今も思い出す
昭和通のバス停に今はいるはずもない人
切ない想い胸をよぎってあの頃戻る
あの頃と変わらない制服達
高野0号は
今もこの街を走っているだろうか
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夢があったな
俺にもお前にも
あの頃は若かったし
それで生きていけた
夢を見たのは昔
遠い日の風の中で
明日を信じていたのは昔
いつか俺も
歳をとったよ
昨日見た雲のように
風に流されてきた
夢を見たのは昔
遠い日の風の中で
明日を信じていたのは昔
誰も知らない
遠くの街の隅で
希望と言う名のお前に会った
もう一度明日を信じてみよう
夢を見たのは昔
今はお前と生きていこう
風が優しいこの街で
夢を見たのは昔
遠い日の風の中で
夢を見ていたのは昔の事
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名も知らぬピアノ弾きの
ジャズに耳を傾け
雨を見てた夜は
明日の来ない日めくり
街の灯り 温もりも
いつからか消えかけたままで
君のいないこの部屋は
明日を忘れた日めくり
昨日までの僕の全てと
今を捨て去る勇気が欲しい
心の何処かでためらう僕が
息を潜めて朝を待つ
曇りガラス たたく雨
心は虚ろに彷徨い
長い夜の向こうは
明日の来ない日めくり
タバコの煙 揺らして
君が溜め息をついた
あの日から僕の心は
明日を忘れた日めくり
昨日までの僕の全てと
今を捨て去る勇気が欲しい
止まった時計の針を回して
日付が明日に変わったら
窓をつたう 雨の滴の向こうに
街の灯りも見えてくるだろう
やがて雨が上がり夜も終わる
そう信じて朝を待つ
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心の中には
いつも天使と悪魔が棲んでいると言う
天使は心の正しさを説き
悪魔は心の求めるままが正しいと囁く
天使は真実の中に真理を探せと言い
悪魔は嘘の中に真実を探せと言う
この世の中に
真実と嘘しか無いとしたなら
希望はどっちに入るのだろう?
夢はどっちに入るのだろう?
天使の言葉が耳に痛いのは
人間の過ちを知っているからだろう
天使の言葉が心に刺さるのは
人間の愚かさを知っているからだろう
悪魔の言葉が心地良いのは
人間の弱さを知っているからだろう
悪魔の言葉がいつも甘いのは
人間の本質を知っているからだろう
天使の言葉がいつも正しいとは
いったい誰が言ったのか?
悪魔の言葉が邪悪なものだと
いったい誰が決めたのか?
正義と悪の判断は
いったい誰がするのだろう?
どっちが天使で どっちが悪魔か
いったい誰が決めたのだろう?
天使は悪魔を嘘つきだと言い
悪魔は天使を偽善者だと笑う
今、必要なのはどっちだ?
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君がひとつ
ため息をついた
夕日の中 君の影が
ため息の分だけ長くなった
「これからどうする?」
行き場を無くした
僕の言葉は
9月の風に途切れて消えた
流れていく
綿毛の雲は
茜の空 色を変えて
想い出さえも色を変えて
「ありがとう」とだけ
振り向きもせず
君が言った
9月の街に送る後ろ影
もしもあの時
ひと言が言えたら
君の言葉 君の想いを
受け止めてあげる事が出来たら
「ごめんね」さえも
君に言えなかった
後悔だけが
9月の空に逸れて彷徨う
人はいつか
夏の終わりを知る
風に街に 空に人に
季節の移ろい 過ぎる時に
「なぜ?」問いかけても
答えるはずもない
刹那の夢
9月の夕なに想いを綴る
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風が吹いてきたよ
心の中に吹く風は
いつも優しい風ばかりじゃないけど
「前を向けよ」って教えてくれる
良い事ばかりじゃないけど
悪い事ばかりでも無い
人生なんてそんなもの
風に吹かれて歩くだけ
「自由って何さ?」
って訊かれたら
「夢を見ながら生きる事さ」
って答えるのさ
雨が降ってきたよ
心の中に降る雨は
いつも冷たい雨ばかりじゃないさ
生きてるって事を教えてくれる
良い事ばかりじゃないけど
悪い事ばかりでも無い
人生なんてそんなもの
雨が上がれば虹も出る
「希望って何さ?」
って訊かれたら
「雲の切れ間に見える空の青さ」
って答えるのさ
雨に打たれて
凍える夜もある
腹を空かして眠れない夜もある
だけど、あいつが温もりをくれた
良い事ばかりじゃないけど
悪い事ばかりでも無い
人生なんてそんなもの
時々、夢が見れりゃ良い
「明日って何処さ?」
って訊かれたら
「俺の帰りを待ってる あいつの心さ」
って答えるのさ
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その花一輪に
どんな想いを乗せて伝えよう
『ありがとう』
思い付くのは
そんなありふれた言葉だけ
そんなありふれた言葉さえ
あの頃は言えなかったのにね
あなたの思うような大人に
ボクはなれただろうか?
あなたの願ったように
ボクは生きているだろうか?
今のボクを見たら
あなたは何て言うだろう?
あなたは怒っているだろうか?
あなたは悲しんでいるだろうか?
それとも
少しは微笑んでくれるだろうか?
あなたが言うであろう
その答えは
多分、ボク自身が一番解っているよ
そうだよね?
でも
それで良いんだよね?
ボクはボクにしかなれない
それで良いんだよね?