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夢野咲道の部屋


[12] 路傍にて
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

浜辺に打ち寄せる波に逆らう事もなく
丸く変わってゆく小石のように生きてゆくつもりなのか
季節が変わっていくように時が流れていくように
なんだか変わってゆくお前が僕には寂しすぎるよ


誰もが悲しくて生きてゆく事さえも
時には忘れてしまいたくなって朝を待てない夜もある
愛さえ信じられないとつぶやくお前がとても
なんだか らしくもなくて僕には寂しすぎるよ


お前のそんな顔 僕は見たくもないさ
夢を語りあった昔のようには戻れるはずもないけれど
大空渡り鳥達は死ぬまで旅を続けるだろう
たとえば嵐の中でも休める翼は無い

僕等の旅はまだ途中 歩き続ける今ならば
例え路傍に倒れても もう一度立ち上がれ

僕等の旅はまだ途中 歩き続ける今だから
何処までも続くこの道を 何処までも 何処までも

2008/02/05 (Tue)

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