詩人:優花 | [投票][編集] |
私の代りに
君があの人を
冷たい風から守り抜く
風に負けて
あの人の首から
手を離したりしちゃいけないよ
私の代りに
君があの人を
寒い吹雪から守り抜く
私がずっと
あの人の傍にいるわけにはいかないから
ねぇ、君 あの人を頼んだよ
詩人:優花 | [投票][編集] |
あなたに会いに行く
何度でも目を閉じ
不確かな世界へ
触れているはずなのに
どこか空気のよう
隣にいるのに
なぜか輪郭すらはっきり見えない
名前を呼んでるのに
どうしてか心に残らない
現実の光に
あまりにも確かすぎる世界へと
引き戻されそうになる私は
あなたに会うために
何度でも目を閉じ
不確かな世界へ
そこに広がるのは
幸せな世界
あまりにも不確かすぎて
幸せな世界
誰も留まることはできない
幸せな世界
そこで私は
あなたに出会う
知らないようで知ってる
あなたに出会う
あまりにも不確かな
あなたに出会う
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
不確かな世界=夢
確かすぎる世界=現実
私はよく、夢の続きを見ようと何度も目を閉じます。
見れる時もあれば、見たくもない次の夢を見たりします。
詩人:優花 | [投票][編集] |
一緒に笑った
同じ場所にいた
たくさんの想い出を話した
あなたとの今日
この
あなたとの今日が
一秒後には
想い出に変わっている
想い出は
私たちを追いかける
切ないくらいに
早く
あなたとの今日は
想い出になる
詩人:優花 | [投票][編集] |
その口癖
ペンを持つ手
真剣な横顔
差し出したペットボトル
私の名を呼ぶ声
ずっと見ていたい
ずっと聞いていたい
あなたの傍にいられる
一瞬の時が
この上なく いとしい
詩人:優花 | [投票][編集] |
泣きたいから
笑う
空を見上げて
平気なふりして
笑う
誰の肩も借りない
誰にも見せない
泣きたいから
笑う
泣いて
強くなるんじゃない
泣いて
楽になるだけ
感情を外に出さない
一人でも生きてけるよう
心を鍛える
悲しい練習
詩人:優花 | [投票][編集] |
もう一度だけと願った
もう一度だけで構わない
もう一度で十分だと
もう一度 と
口から出た言葉は
無意味か
汚いか
きっとどちらか
もう絶対に
もう一度がないと
心で知っていながらも
口に出す
無意味な もう一度
何度でも
今回が最後のもう一度だ
というふりをして
口に出す
汚い もう一度
私は言うだろう
何度でも
もう一度と
もう一度の後
また
もう一度と
何度でも
繰り返すだろう
私は後者
何度も
もう一度があると知っているから
綺麗なあなたを
騙す
もう一度の先に
私は
いつも
永遠を見てる
詩人:優花 | [投票][編集] |
泣きたくなったら
おいでね
愚痴をはきたくなったら
おいでね
淋しくなったら
おいでね
ぼーとしたくなったら
おいでね
いつでも
どんなときでも
おいでね
私でいいなら
何でも貸すから
いつでも
どんなときでも
おいでね
詩人:優花 | [投票][編集] |
どこかに落としてきた
あなたから もらった
言葉の欠片たち
いつの間に指の間から
すり抜けてしまったの?
まるで海辺の砂のよう
滑り落ちる砂を
止めることはできないね
だって
私の手の下に
あなたの手はもうないから
言葉の欠片は
次々と滑り落ち
私の心から
あなたを奪い取る
詩人:優花 | [投票][編集] |
今日が
君に会える最後の日
別れた後
携帯が震えることを願って
ぎゅっと握りしめた
君がボタンを押すのを
ためらってることを考えて
電車を一つ遅らせた
携帯を握りしめてる手が
ボタンを押したい、と叫んでる
私は押さないよ
遅らせたはずの電車が
目の前に止まる
もう待たない
電車に乗り込み
携帯は鞄にしまう
もう振り返らない
電車が動き出す
目をつむって
心の中で言葉にする
さようなら
詩人:優花 | [投票][編集] |
私の中に
増え続ける
あなたとの日々
薄れていくものも
あるね
消えていくものも
あるよね
楽しいも
嬉しいも
悲しいも
淋しいも
全部含めて
あなたとの日々
もう
なかったことには
できないね
あの日
言った言葉を
あなたは覚えてる?
行った場所を
一緒に見たものを
話したことを
感じた心を
あなたは覚えてる?
あなたは
今も私の隣で
笑ってくれていて
あなたが笑うたびに
私の中に
また一つ
想い出が増えていくよ
あなたは覚えてる?
いつの時を思い出す?
私は覚えてるよ、
たくさんの時を思い出せるよ。
あなたの隣にいれた日々
私が一番の幸せ者でいれた日々
もう
なかったことには
できないね
あなたは
今も私の隣で
笑ってくれていて
私は
今日も世界で一番の
幸せ者でいられています。