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アルの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] Rose South.
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Morning never
comes to me
with gentle smile
again

朝はもうやって来ない
優しい微笑みと共に
ふたたびは


'Cause sorrow
falls on me
in slight sleep
of a moment

哀しみが束の間の
浅い眠りを奪うから

Calling never
reaches me
with tender sound
remained

呼ぶ声はもう届かない
耳に残る穏やかな
その声で

You're far away
from me
in the sky
with silver clouds

あなたは遥か遠く
銀色の雲と共に
あの空へ


No!No!
let me keep on this
No!No!
by your side
No!No!
It's my bad dream just
No!No!
It's not real

ノーノー
このまま続けさせて
ノーノー
あなたの側に
ノーノー
これは悪い夢
ノーノー
現実じゃない

Darling never
holds me tight
as he did before

愛しき人はもう
抱き締めてはくれない
昔そうした様には

He's far away
from me
in the blue sky
with silver clouds

あなたは遠く離れて
銀色の雲と共に
あの青空で

2004/8月


2005/11/04 (Fri)

[2] 羞じらう紅葉
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われの名を
誰かが呼べば

弾かれし
枝の如くに

顔上げるきみ




『君じゃない』
冷やかす声に

もみじ葉の
くれなゐ色に
頬は染まりて




人知れず
密やかに咲く
花なれば

守るつもりが
癒されてゐる



2005/11/04 (Fri)

[4] Visible 瞳閉じても
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I can see
your shadow
through the past

I can feel
your sorrow
without the nest


You know?
You are visible
to my eyes even if
there's a long
distance and
a lot of time
between us

I can stay
by the pillow
whenever you want

Whatever the cost
Through the past
Without the nest

I can see
your shadow

I can feel
your sorrow

It's my cast
invisible to you.


2004/08/12


2005/11/04 (Fri)

[5] Who knows?
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張り巡らされた
蜘蛛の糸
近くを飛び回る
君を見ながら
切なさを募らせる

鼻から息を
吹きかけた以上
手出しは出来ぬ
それぞれに
心が芽生えた

哀しみが空に募り
淀んだ雨雲となる

わたしを怨みなさい
それをバネにして
生きなさい

激しい雨が
翅の鱗粉を散らす
君が桑の木の葉陰に
慌てて身を寄せる

赤黒まだらの蜘蛛が
舌打ちをして
糸を吐き
また住処を拡げる
作業を始めた


誰も知らない
わたしを見たことが
ないから
誰も信じない
わたしに触れたことが
ないから

わたしと同じように
なんでも出来る自由を
みんなに与えた
自分で考えなさい
自分で結果を引き受け
なさい

わたしは操り人形を
作りたくなかった


2005/11/06 (Sun)

[7] 正義は奢りの服を来て
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お前はそんな奴
だったのかっ!

左足が細く
握り拳分も短い
ヤッちゃんを
友だちのシンちゃんが
イジメてると
知らされて
彼は激怒していた

土下座して
謝って来い!

シンちゃんは
その場で泣きながら
膝を落とした

オレにじゃねぇーよ
ヤッちゃんに謝れ!

ひざまづいた
シンちゃんの
白いスニーカーの
片方が
狭くて汚い下水の溝に
ハマり込んでるのを
見ながら
彼も泣いていた

自分の“正義”を
初めて醜いと思った


2005/11/15 (Tue)

[8] つれづれ
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もののふの強みたるは
明鏡を身の内に蔵し
己を映し自省して
更に他を難づるに非ず
凪たる湖面の水
止まりて
澄み渡るに似たれども
一旦事あらば
鬼神も是を恐れ
避くる気迫もて
事に臨みては
沙汰を尽して
諦念を知己とせず
信念を友として
私利私欲の垢を
拭ひ去り
孤高なる名月の
真理の光に
照らさるるとも
胸張り面上げ
三千世界に恥づる所
一毛も是無く
事果てにし暁は
後悔の俘虜
残心の捕囚に
身をやつす事なく
行く末遥かに
思ひを致して
日々是新たなる潔さを
羅さながらに
着流したる
粋なる軽みにあれば
拘泥は
洗ひ流すに如かず
となむ



もののふの
往く道先に
陰ひとつ
月に照らされ
追ひつ追はれつ



2005/12/04 (Sun)

[10] 欠月
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満月に

一日多き

明かりかな

過ぎれば

欠けて

逝くばかりなり


2005/12/15 (Thu)

[12] 白き単衣に包まれて
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You've gone to
the other side.
Have you met
another guide?

別なる世界へ
逝きにし君は
巡り逢へしか
導く人に

A new year comes
to all the people
but you.

新しき年は返りて
凡ての人に等しけれど
君は還らず

You never get old
over there.
It's getting cold
right here.

かしこなる君は
若きままに
ちまたは北風
身を切るような

A new face comes
to all the place
but me.

入れ替わり現れ
立ち代わり消え
けれども君は

Walking down
to this side
on clouds
Talk in dawn
of that side
in shrouds.

そぞろ歩きに
こちらまで
雲の上を

夜明けに語る
そちらの事ども
白き単衣に
包まれて



2006/01/02 (Mon)

[14] 切腹申し付け候
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切腹
申し付けられたく候

一年に四季在る如く
皆人に春夏秋冬あり

二十歳に足らず
逝きても
寿命尽きるまで
生きても
各々に等しく
始め終りのあれば

死ぬる心算で
今を生きん
この刹那刹那を


只今
我に切腹
申し付け候



2006/01/15 (Sun)

[15] わくらば断章 序
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 胸に抱ける理は夢の中にて画に描ける餅さながらに現には叶わぬものと思ひ定めて予め諦念のくびきに自らを縛るは生きながら死ぬるに等しき業なり。人はこの濁世に生まれ落つるや否や死罪を申し付けられたる罪人の如き者なり。各々に猶予の暇は違へども誰ぞ辞世の刻を免るるを得んや。然れば心に仁を育み、義の月に照らされ、礼を尽して智の刃を研ぎ、信の御旗を風になびかせ前のめりに進むが勤めとぞ存じ候べき。

2006/01/31 (Tue)
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