| 詩人：ミドル | ［投票］［編集］ |
１インチ強より覗ける
柔らかい世界感
14インチ強より覗ける
温かい 世界感
欲望を
噛み砕けなくなったら
吐き出せばいいのさ
自然体になるまで
書き殴ればいいのさ
ここにいる誰かが
君を見守ってくれる
何処かから来た誰かが
通りすぎていくのさ
何処かから来た誰かが
足を止めていくのさ
愛すべき世界感
それが個個にあるのさ
愛すべき世界感
それが此処にあるのさ
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ファック・ミー
ファック・ミー
ファック・ミー
一人がつらすぎて
苦しかったから
自分攻め続ければ
生きた実感を得られるような
拳銃を模写した指が
米噛を狙う
ファック・ユー
ファック・ユー
ファック・ユー
相手攻め続ければ
生きた実感を得られるような
拳銃を模写した指が
心を狙う
後ろ指を射されても
名指しされ罵られても
口元には
ニヤリ
笑顔たずさえて
心の中で
ファック・ユー＆ミー
口元は
ニヤリ
精一杯の意地張って
大声で
ファック
ファック
ファック
突き立てた
ミドルフィンガー
生きた証に
なりますように
| 詩人：ミドル | ［投票］［編集］ |
①＋①＝③にも④にもなると言う
心優しい人達よ
私は ゼロ になるのが怖いんだ
人の重さが怖いんだ
足す 相手も
惹く 相手も
賭ける 相手も
私は持たない
それが私の持ち味なんだ
私は 壱 以外の何者でもない
心優しい人達よ
私を割って持って行ってくれ
心優しい人達へ
私は 心強い 人になる
| 詩人：ミドル | ［投票］［編集］ |
一票目は自分の手で
自画自賛
自己陶酔
自作自演
空想
妄想 何でもあり
自分に
自信と誇りの一票を
ここは自分の
選挙区
かなり激しい激戦区
これは自分の
選挙戦
かなりイビツな選挙戦
清くなくても
自分自身が一票に
| 詩人：ミドル | ［投票］［編集］ |
信号 黄
十字路 急ブレーキ 急停車
信号を待つ
縦７メートル
横４メートルの長方形の中で時計とは逆に自転車で回る男を見つける
楕円を描き続ける男
速度は一定ではない
フラフラはするが
四角からは出ない
不思議な男に興味がわく
彼は私に気付かない
私は恐怖を覚える
信号 青
アクセルを踏む
横からせまる
トラックのクラクション
車の接触は無い
なぜか左折の私
バックミラーにもサイドミラーにも男は写らず
振り返るとまだ回っている彼
男は私に気付かない
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壊された現実
壊された真実
地球の丸さを知りながら
地平線は
「直線だ」
一部を全てに
歪んだ心 円を線に
事実を捻曲げ
嘘で嘘を覆い隠す
食べかけの欲望
食べかけの愛情
世界の狭さを知りながら
水平線は
「直線だ」
青と青の境も見ず
闇と闇の境を知る
遠く遠く細目で見つめ
一周向こうの
自分の背を見つめ直すも
過去も未来もそれが
現実
壊れかけの自分
壊れかけの他人
宇宙の一部と知りながら
不安に藻掻き
不満に足掻く
壊れた自分
壊れた人間
歯車の一部と知りながら
歴史に名を刻もうとする