どうせなら
最期まで欺き通して
キミの言う何もかもを
信じると誓うから


だから お願い
ごめんなんて 言わないで

夢を観させて

例え

目覚めたそのときに

何も憶えてなくても

差し伸べられた手を振り払って
見抜けない優しさから逃れて


誰よりも強くありたかった


でも
あの時望んでやまなかった強さは
キミがいなくても
ひとり生きていくためのものじゃなかったのに

　
　　もう一度
　　キミに逢いたい
　
　　もう二度と
　　キミに逢えない


　　願うたびに涙が溢れる

細く頼りない赤い糸に
誓いも運命も願えなかった

きっと
切れたことにすら
気付けないから

一途に信じることができない
ただの言い訳に聴こえるかもしれないけれど

　　例えばきっと
　　
　　空より高くはなかったし
　　海より深くはなかったよ

　　

わたしは
女神なんかじゃないから

キミを想うことは
優しさなんかじゃない


どうしようもなく
惹かれただけだよ

理由なんか ない

今夜
キミの夢を観ると
眠る前に知ることができたら

どれほど
願うのだろう

褪めない夢に
まどろみ続けることを

ねぇ
抱き締め合えた分だけ
持て余した隙間が埋まるなら
どれだけ僕等は素直になれるだろう

　

シアワセニナリタイ

キミト

フタリデ