海はきらきら光ってた

君はゆらゆら夢の中

僕はくらくら恋をした

ただ懐かしい 二人の時間

琥珀の液体 微かに震えて

貴方は長い睫を伏せた

私は喉の熱さを飲み干して

何も聞こえないフりをした

撃ち出された弾丸は戻らない

君の胸に届くのか 俺の息の根を止めるのか

結末なんてどうでもいい

俺は引き金を引くだけだ

真夜中のホットミルク

注ぎ込む カップはふたつ

僕はふたりぶんを飲み干して

胸でちゃぷんと音がした

目に映るもの踏み越えて

明日の為なら今日さえ捨てて

怖いものなど何もなかった？

この僕を失う事さえも

僕はいつだって君のうしろにいて

君は前を見てふりかえらない

手を伸ばすこともできないまま

君の背中は見えなくなった

見事なポーカーフェイスと

まるで解りやすい百面相

負けず嫌いにつきあってあげる

二人で長い夜を過ごそうよ

髪を切ったよ

鋭い鋏をあてて

君がいなくなって

髪を切ったよ

僕達の間にはとても隠し事が多かったね

あの頃はそれが必要だったもの

黙って笑う事が大事だと思っていたけれど

泣き叫べばよかったよ

君にメールを送った

僕の ひとり言を送った

君に届いたら

僕は ひとりじゃなくなるかな