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山崎 登重雄 の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] love life
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


眠る夜はなく

眩しさに目を塞ぐ間だけ


動かずにいるのは

休息じゃなく

自分を放棄しているだけ


生きるのは

働くことに比例して疲弊するだけ


詩うのは

愛していると君に言えないからさ

2009/09/18 (Fri)

[2] すべてが僕のことのように
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

世界中の 怒りと悲しみ
万に一つの 賛同や称賛

厳しく育てられたのに
僕は弱く 果敢ない

リトマス試験紙のようにすべてに移ろい
メラニン色素みたいにすべてを吸い込んで

心にこびりついた 黒い塊


ずっと怯えている
まるですべてが僕のことのように

思えてしまうから

あの日も あの時も
すべてがそうだった

誰も埋めてはくれない
自分の墓穴を掘り続ける

腐り果てた 恋心を さらして


すべてが僕のことならば

ありがとう ごめんね いままで

そして小さく ・・・・

2009/09/18 (Fri)

[3] Surf & Snow
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


僕にはずっと会いたい人がいて
探し続けていたんだ

太陽を映した一面の黄色い笑顔
すべてを清めつくす白銀の存在

浮かれる春もなく
憂う秋もない

その人だけが
心を染め続けていた

それでも僕は恋をし続けた
思い出に腰掛けてはよく似た人に

記憶を塗り替える
存在を求めて

いい恋ばかりじゃない
むしろいい訳がない恋をして

すべてを叶えずに
選んでくれた人との家庭を築いた

莫迦みたいに
太陽の季節に種をまき続けてる

救われたくて
凍えることを躊躇わずに埋もれる

そのすべては
僕じゃない場所で静かに笑う

ネットの海を渡り続けて
ポエムの波に飲み込まれながら

心の頂に登り続けて
降り積もる言葉にただ白くなりたくて

すべてが僕を作り続ける要素だから
相変わらずすべてを求め続けるけど

乗るか滑るかは
自分が一番よく分かっているから

やっぱり僕は
大切なままにすべてを愛して行く

2009/09/18 (Fri)

[4] 辞書
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

どんなに好きか伝えるために

辞書を片手に夜通し書いた詩

募る想いに憑依されては詩う

辞書を枕に書き果てては眠る

僕の辞書には君の名しかない

2009/09/19 (Sat)

[5] 風印
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


空を友に

あなたの御印を追いながら

緑を共に

あなたの歌声を聴きながら

今日を飽きもなく

また繰り返す今日を閉ざさぬように

生きています

いつもあなたがそばにいる

風よふけ


2009/09/21 (Mon)

[6] 息を止めて苦しくなって
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


劣等感を一枚 手首に押し当てて
名曲の最後みたいに 余韻を奏でる

赤い涙は口元から こぼれ落ちて
はねた雫が乱反射して 黒い虹が見える

親父が遺してくれた 目を閉じる薬
御袋が遺してくれた 夢を見る薬

流れ出る僕の代わりに 安い酒で
噛み砕いては胃袋に 注いで

ゆっくりと 時間が
止まるまで すべてが

自分を許せないとき いつもそうしているだけさ
生まれ変わりたくて 繰り返す儀式

こんなはずじゃなかったって
ぽつりと つぶやく

ぼやけて 何も見えない
吸い込まれてく 音のない世界

もう僕の姿は 誰にも見えない
もう僕の声は誰にも とどかない

この命 行いのすべてを
淡々と闇に暴かれて 裁かれる

すべてが終わる そのとき
静かに鐘が 鳴りわたる

人はきっと 決まった尺で生きている
もがいても足掻いても 収まるだけ

何も残らない なんにもなかった
自分の首を締めたら ただの終わり

伝えたいこと たくさんあった
やらなくちゃいけないこと ばかりだ

見続けた夢を 諦められない
もっと君のそばに いたいよ

ああ やっぱり未練があふれる
後悔よりももっと あふれる

ごめんね親父 ごめんね御袋
まだ再会には 早すぎるよね

倒れていたからだを 抱きかかえて
頑張れよって生きなくちゃって 揺り起こして

熱いコーヒーとタバコ
熱い風呂とメシ

あふれだす言葉
叩きだす詩

時間がくれば自転車にまたがって
今日も仲間が待つ店で

中年の臭い汗をかきながら
下品なジョークで恥をかきながら

働いて働いて
自分も現実も笑い飛ばして

残りの尺が どれだけあるのかわからないけど
生きる 僕は生きる

2009/09/22 (Tue)

[7] 時忘れ
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


流れる風 流れる雲

青い空 深い夜

流れる星 流れる月日

青い朝 深い呼吸

流れる雨 流れる河

青い地球 深い宇宙

僕の体にも すべて流れている

時とともに まるで縮図のように

流れてる 流れてる

汗も涙も 血の絆も

時とともに まるで縮図のように

いつまでも どこまでも

2009/10/01 (Thu)

[8] 詩には詩を
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

君が静かに 誰かを思って
小さく浮かべた 言葉が詩

悲しい詩 恋しい詩
気持のままに 心のままに

君の言葉で 詩っていいんだよ
君だけの詩 聴かせて

そのままでずっと 詩い続けよう
いつか必ず届くから 大好きな人に

強く強く 詩えばいいんだ
遠く遠く 響くように

優しい詩 愛しい詩
重なり合う その日

ずっとずっと 詩い合うその日まで
君の詩 絶やさないで

しみ込んでくる 言葉を繋いで
君に少しだけ 返してみたけど

どうかな 本当は僕が
一緒に 詩う日々でありたいけど

君の詩 響け
大好きな人に 届け

僕はここで 耳を澄ませて
聴き届けながら 見つめているから

2009/10/01 (Thu)

[9] 静かに眠らせ続ける胸の内で
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


君への想いが どんなに溢れているからって

はしゃぐような 歳じゃないし


ただ君だけが 愛しくて欲しくて

でも 眠らせている胸の内


音も言葉も たくさんシェアした

眺めは違うけれど 色はきっと同じ


呼吸が続く限り 君と共にありたい

届かなくても 触れられなくてもいい


だけど どんなカタチだろうとも

君が映る場所に僕を居させて 僕で居させて


静かに眠らせ続ける胸の内で

2009/10/01 (Thu)

[10] Line
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

そこに人がいて 言葉があって
熱が出て 浮かれて

こんな歳だから 感動するにも時間がいる
チャンスにすら 行き違う

やっぱり君がいて 言葉があって
熱が出て 浮かれて

こんな詩になる 心こもった詩になる
人がいるから 人に伝う

やっぱり僕は 恋をしなきゃ詩えないや
ごめんよ僕なら言葉から先には 行けないから

2009/10/03 (Sat)
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