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MAREの部屋  〜 新着順表示 〜


[192] 黄昏
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知らなかった世界に来て

ひとまずタバコをふかした

途方もない感情があなたにも

そこを歩く少女にさえ待っている



無限にわく常識から逃げて

過去を踏んで歩いた

理由のいらないこの場所ですら

変わり続けているようだ




積み重ねた知識も風に揺れるよ



ここへ来たいと思って

ここまで来ては迷って

口を開く事なく黄昏れて


いろんな事考えて

いろんな風に答えた

本当は答えなんてどうでも良かった


それでいい

それでいい

このままでもなんでも

どこにいても風は僕に迫るだろう




突き抜ける空の上

明日の雲が見えている

通り雨の描く絵に意味はあるのかい


swinging light

swinging your hair

swinging night

swinging my past

2010/08/21 (Sat)

[191] 引力に引かれて
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***


君はいつもそう

気まぐれに僕に触れて

何気なく手を差しのべれば

逃げてしまうね


君の引力に

うぶ毛

帽子

カーテン

僕の肌は引かれてしまう



さっきまで

うるさいと思った

踏切の音も

君がいるだけで

音楽になるんだね


風 紙 ドアの音

靴 声 着信音



君はいつもそう

すべてを楽しくさせる

そうしてたどり着いた

君の肌のとなりで

2009/11/17 (Tue)

[189] ほら
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***


i dont want you

i dont need you

他のことで
忙しいあなたの
二、三秒の瞳


僕は信じていると信じたい

but i dont hate you

i dont hate you


あなた以外見えなくていい
どんな言い方してみても

もう隠しきれないから



静かな場所で

鼻唄ひとつ


泣いても消えない夜に

にせ物の僕を集めて

あなたを待つ


他のことで
忙しいあなたの
二、三秒の瞳を

***

2009/09/29 (Tue)

[188] ポラロイドに落書きして
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***


あれは言い合いに
勝ったんじゃない

わかったふりを
君はしていたけど

僕が無理やり
わからせたように
終わらせただけだ


なにをしても
うまくいったとしても

なんだかいたらない




そう

当たり前に
君は間違ったりする

だから間違ってると
言うけど

なんだか
僕が間違ってるみたいで


今まではその全てを
不思議ですましてた



風船を離してしまった
子供がいた

そりゃ
もちろん泣いてたよ

それで僕はとってあげたんだ

たまたま引っ掛かったからね

返してあげたらさ

今度は目の前で
離すんだよ

でも笑ってた
また取ってだってさ



わかったんだ

君が僕を困らせる理由が



***

2009/07/19 (Sun)

[187] ハートシェイク
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***



遠くの方で聞こえた

笑い声で動き出す

近くの方で聞こえた

足音奏で踊り出す


知らない 知らない

聞かない 効かない

孤独に踊る美しい人

泣かない 鳴かない

見てない 向かない

声を恐れてうつむく人




ただ 呼んだだけ

肩を 叩いただけで

振り向いたあなたは

笑顔でした


肩もぶつけてこない

すれ違う誰かも聴いてるよ


遠くの方で聞こえた

笑い声で動き出す

近くの方で聞こえた

足音奏で踊り出す


空が晴れたら高くまで

翔んだ心が歌い出す

同じリズムで合わされば

手を繋ぎあなたは笑い出す




***

2009/07/18 (Sat)

[186] シャッター速度を遅くして
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***


あなたが一人で泣くとき

あなたが一人で泣くとき




その涙は行く当てもなく

あなたの瞳にたまるだろう

その滲んだ一瞬の景色を

シャッター速度を遅くして



滑る光を伝って 涙は落ちるよ


部屋の外は全て

そう 全てが走り去る


あなたが一人で泣くとき

あなたが一人で泣くとき


その一瞬をあえて

アーティスティックに

私に残して





***

2009/06/27 (Sat)

[185] optimist and pessimist
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誰だって 目を閉じれば

いつだって 夜になって

朝日が照って 眩しくて

ほんのちょっと まだ夜でいたい


光の色って何色なの

眩し過ぎて 見れないから

だけどわかってる気がしたのは

光を通すような 瞼の薄さ


夢の中で探してる

夜が見せる光の色

目を凝らして覗ければ

そこにあるって

わかってる





2008/07/15 (Tue)

[184] soft you are
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難しい言葉

並べては迷って

これだから僕は

また同じ後ろを気にして


あの頃見えてたもの

今ではもっと見えるふりして

今なら言えると

つぶやいた




聴かれたくない歌

作っては涙で消した

そのままの言葉が怖くて



僕を見せないまま

世界は動き続けた

寂しさに溢れて

この部屋を飲み込んだ


声を出さないまま

鼓膜は揺れ続けて

寂しさに溢れた

世界に船を浮かべた





柔らかすぎるあなたにできた傷が


まだ僕に残ってる



2008/07/12 (Sat)

[183] the spring flow
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そよ風に乗って

訪れる春に

着込んだ服も踊り始める

川のせせらぎ

鳥の声


誰もいない場所で

君は咲いたの?


満開のさくらに

見下ろされた君は

僕の耳元を

優しく包み込む


少しくすぐったくて

にやけた僕の笑い息で

どこかへと飛んでいった




そよ風に乗って

咲き誇る春に

背中を向けて笑い泣く


すくいあげた花びらに

君を探して

2008/03/27 (Thu)

[182] 秋と風と雨と
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秋風に混じる雨は僕を洗った

人のやさしさを知る方法を教えて


君の光でかき消されたい

君の光でかき消されたい




君の光でかき消されたい

2つの手の間に熱がまだ残っている

傘ひとつ真ん中にさしているから


車の光に惑わされる前に

君の光でかき消されたい






秋風が止む前に

雨がやんで傘が消える前に


君の光でかき消されたい

2007/10/21 (Sun)
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