詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
俺が大好きなチョコレート
成功者の共通事項は
チョコレートが大好き
今からなにか大成するだろうか(笑)
だから子供たちへチョコレート
求めるままでもセーブしながら
糖質を上手に教えて
そんな気持ちで後はのんびりと
大成を待ちましょう
子供も大人もチョコレート
詩人:清彦 | [投票][編集] |
始まりはもっと純粋な
輝きだったはずと
思い返して深い呼吸の中
静かに流れた時間を
もう一度掴もうとすると
あの頃見た月の形は
やはり今でもそのままさ
不安に思うたび
寒さを暖めるふりして
無意識に手を結んでいたけど
自分の身体を強く抱いて
生きているのを感じたかった
山積みの本には
文字の羅列が
僕の理想には
確かな輝きが
熱を帯びて吹き荒れそうな
どんな夜だろうが朝だろうが
生まれたまま流れ続けて
鼓動を止めない衝動だけど
言葉では捻れてしまう
叫びや涙がある
決して剥ぎ取れはしない
僕の心の居場所は何処?
いくつもの決意と選択の度に
枝分かれては死んでいったのだろうか?
違う 違う 違うさ
あの瞬間は今でも
あの瞬間の永遠の輝き
決して消えない灯火と魂
言葉では捻れてしまう
叫びや涙がある
限り無く可能性を無くして
失われてしまった未来や夢は
無価値なガラクタとして
記憶の果てに転がり続けるのか?
違う 違う 違うさ
僕らは痛みを分かち合う
僕らは希望を観測できる
決して消えない灯火と魂
言葉では捻れてしまう
笑顔や純粋がある
詩人:清彦 | [投票][編集] |
ひどく不安な色の空の下で
何処までも続いている道は
静かに、導くように
一本のレールみたいに敷かれている
周りを見渡すのは僕の自由で
景色がどんな姿であろうが
それも景色の方の自由さ
錆びた看板に書き込まれる文字だけど
僕には読めない警告の予感
僕は頷くように瞬きをして
再び、目の前の景色を飲み込んでゆく
もしもこの先
僕が僕じゃなくなってしまった時に
君は何処で何をしているんだろう
アコースティックギターと聴こえる
雨音と体温の匂い
気だるい…燃え付きそうな純粋さ
確かに感じていた
苦しいほどの繋がり
愛しいとか、悲しいとか
ぐちゃぐちゃに織り混ぜたような
空? 星? 君? 僕?
地球と空を別け隔てた地平線を求めて
僕は、何処までも歩き続けている
そこに何かある気がして止まない
あの愛の秘密や記憶や
それに繋がる真実や悪魔か…
そこに何かある気がして止まない
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い街に住む君に手紙を書くよ
作文も苦手な僕だから
うまく書けるかはわからないけど
東京と地方で離れた二人は
同じ空見てても違う場所にいる
日に数度の電話とメール
月に数回の デートを重ねて
いつの間にか 二人には距離なんかなくなってた
手を伸ばしても 届く距離にはないぬくもりも
声を通して つながっている
笑ってるかな泣いてるかな
元気でいるかな心配事はないかな
聞きたいことは山ほどあるのに
たくさんありすぎてとても聞けないよ
でも本当に聞きたいことはただひとつ
「幸せですか?」次の手紙はもう少し遅れそうです
季節も 変わって少し暖かくなったら
桜を一緒に見に行こうと約束した
大通りを抜けて公園へ行こう
また今日も夕暮れがきれいだよ
写真を何枚か送るね ピントがずれてるけど気にしないで
足りないところばかりの僕の好きなところ
君は知ってるの?いつか教えてね
恥ずかしいから誰にも内緒ねって
はにかむ君が 眩しく見えた日は宝物
僕が悲しいときには君も悲しんでほしい
僕が嬉しいときには君も喜んでほしい
そんなわがままも二人には当たり前だ
まるで心がひとつになってるみたいだ
「幸せだ」そんな瞬間を 重ねていこう何度でも
喧嘩して たまにはすれ違ったように
思えるような 日も夜が明けたら
何事もなかったみたいに笑ってる
案外 気にしない質なんだ
何気なく増えてく思い出 そしてまたこうしてる間にも思い出は増えてる
笑ってるかな泣いてるかな
元気でいるかな心配事はないかな
聞きたいことは山ほどあるのに
たくさんありすぎて聞けないよ
でも本当に聞きたいことはただひとつ
幸せですか?手紙はもう少し遅れそうです。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら
やたら難解な 解釈でこんがらがる
なんでも難しく考える思考から改めよう
橋の向こう 水面に小さな波を立てて
白い船が 横切る
時計は今日はいらないね 時間なんて気にする必要はない
昨日降った雨が残した水たまりを
軽く飛び越えて 街を一周
バス停に 誰かの思い出が描かれてる
なつかしい背中に ありし日が映る
僕らは ただ
桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
寒さに赤く腫れた耳
三番線のプラットホーム
言葉は持ち合わせがないから
ただ 手をつなぐだけだよ
答え合わせは いつまで続くのだろう
頼りない背中は 丸まったままだよ
遠い街へと 行くと決めた君が旅立つ日
止められなかったよ 君があまりにも素敵に見えたから
ため息で曇る 白い窓に 指で書いたさよなら
警笛が鳴って 発車する数秒前の永遠をかみしめた
君に送る手紙にはレシピを書いた
君が好きだった料理を
作れるように 下手くそな文字だから
読めるかどうかはわからないけど
本当は離れたくなんかない
しくしく寂しがる胸がそう言ってる
この街に桜が咲く頃には君も僕も今よりもう少し大人になって 気持ちを打ち明ける勇気持てるかな
あの日と同じ曜日 同じ時刻に待ち合わせた
来るかな 今か今かと君を乗せた電車を待っていた
久しぶりに会った君はすっかり
大人になっていてもう僕が知ってる
君じゃなかったけど
変わらないのは そのなつかしい声と仕種
うれしくなって 泣きたくなって
思わず君を 抱きしめた
透き通るほどの小雪混じりの空
あたりを白く 染めていた
ため息で曇る 白い窓に 指で書いたさよなら
警笛が鳴って 発車する数秒前の永遠をかみしめた
あの日のさよならも今では 懐かしい
出会った日のように ここからまた始まるよ
今日は新しい僕と君の旅立ちの日。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
空に手を伸ばした人は 愚かなのか
バベルのように 神様に怒りをかうの
形だけの方程式 タワーは背を伸ばす
歌うことや 奏でることに
まだ 純粋だった頃に
出会った 素敵な音楽を
一つ一つ積み重ねてできたタワーに
のぼってそこから眺める世界は
どんなに 美しいだろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
訪れた夜の 空に広がる星の海
果てしなくあって この世界の広さに
比べたら僕の迷いなんてくだらない
部屋の中に 宇宙を広げて
自分だけの世界をつくった
どれだけの言葉を繰り返しても
たどり着けない 場所がある
どれだけの言葉を繰り返したら
たどり着けるのか 終わりには
程遠い まだ死ねない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しいときには すぐさま行方をくらまそう
街から街へと風来坊 あー風は旅人 本の中の旅人
ゆらゆら光はどこに行く
夏の日のかげろうみたいな
あー風は旅人 夢を旅する旅人
街から街へと風来坊 あー風は旅人 本の中の旅人。