| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
車窓から通り過ぎてく景色を見ていた
ふいにわけもなく泣きたくなるんです
弱いところを見せてもいいかい?さすがに今だけは
冬の真ん中で 僕は立ち止まって
寂しそうに 広がる空を見ていた
急ぐ理由もない それでも急かされるように生きる
あふれる人波に 流されて僕はどこに行くんだろう
君の瞳に映る僕はどんなふうに見えるだろう
嘘はつかなくていいから そっとおしえてくれないか
無理矢理な恋を 運命だなんて言ってた
踏切に花が供えられてるのを見たよ
関係ないはずなのにこっちまで悲しくなるじゃないか
人に愛されれば愛されるほど優しくなる
余計なくらい大切なことを覚えてしまう
涙を知らずに生きることは出来ないことを知ったから
弱さをさらけ出しながら なるべく無理せず生きる
ぼやけたガラスの向こうに映る 明日は誰にも見えない
少しの希望を手にするために僕らは今日を生きている
浮かんでは消える 幻みたいな
思い出をひとつひとつ数えたら
指が足りなくなった
いらない記憶もあるけれど それもきれいな思い出で
すべてが 輝いている
急ぐ理由もない それでも急かされるように生きる
あふれる人波に 流されて僕はどこに行くんだろう
君の瞳に映る僕はどんなふうに見えるだろう
嘘はつかなくていいから そっとおしえてくれないか。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
君が嫌いと言ったこの世界が
いつかは好きになれますように
毎日不意をついて笑わせてみせるね
覚悟しておいて 手加減はしないよ
出会っては別れる そんなことの繰り返し
さっき昇ったお日さまもはやいものでもう沈むよ
笑顔が似合う君は涙も似合う
旅立ちの日に最後の煙草を吸う
さよならは言わないよ また会える
そんな奇跡を待っていてもいいだろう
東京の街並みは 春になっても寂しげで
花が咲いたことさえ忘れてしまいそうだ
風邪を牽かないようにと送ってくれた手編みのマフラー 心も包み込むほど暖かい
一人暮らしにも慣れたけど たまに泣きたくなる夜がある
そんなときには君の存在がありがたい
今夜は星がきれいだよ 君も見てるかな
離ればなれの思いと思いが重なるとき
届くはずもない手がふれた気がした
そんな夢を今朝見た気がするんだ
時間に追われてお互い
忙しさから抜け出せない
次はいつ会えるだろう
今から楽しみだ 
日々 新しい気持ちで生まれ変わる
僕らは少しだって 同じじゃいられない
でも 肝心なところはいたって変わらない
それが うれしいような 悲しいような
笑顔が似合う君は涙も似合う
旅立ちの日に最後の煙草を吸う
さよならは言わないよ また会える
そんな奇跡を待っていてもいいだろう。
| 詩人:紙一重 | [投票][編集] | 
毎日一歩
無理なら半歩
先延ばしの理由なんか
いくらでも見つけられるけど
今日動くことに意味がある
勇気さえあれば
あとはどんどん転がっていくだけ
不安はきながら
ベストを尽くすだけ
| 詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] | 
白い花が咲いている 
白い花が咲いている
夕日に照らされ 
真っ赤に染まる 
悲しく 悲しく染まる 
諦めたはず
諦めたはずなのに
いっそ忘れてしまいたい 
鬱金香の白さのように
白い花が咲いている 
白い花が咲いている 
風に吹かれて
静かに揺れる 
虚しく 虚しく揺れる
忘れたはず 
忘れたはずなのに 
いっそ諦めてしまいたい 
鬱金香の儚さのように 
白い花が咲いていた
白い花が咲いていた
| 詩人:もとり | [投票][編集] | 
痛み止めの代わりに
煙を深く吸い込んで
不満を形にするように
空気に溶かして燻らせる
じわじわと蝕む倦怠感に
身体が麻痺してしまいそう
抱きしめられたその腕に
感情など微塵にも無く
交わした言葉にも
何の意味も無い
一時の温もりと引き換えに
大切な何かを失って
これは跡の残らない
自傷行為
涙が出るのは痛みなのか快楽故か
ただ、寂しかっただけ
ただ、埋めて欲しかっただけ
抱き合いながら眠る夜
それでも孤独感は拭えぬままに
| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
出来合いの 思い出を 大事そうに抱えながら
繰り返す季節を行ったり来たりする
早送りが出来たなら
巻き戻しが出来たなら
そんなことを 言っても始まらない
あんなにも好きだったボブディラン
ある日突然音楽は僕の暮らしからそっと なりをひそめた
それは 寒空から降りてくる夜
星の雨に濡れた 心が思い出すのは
いつか僕も当たり前に持ってた誰かを愛する気持ち
今も 少しだけこの胸にあるスピカ
両手でつくった望遠鏡で 未来を覗き見
名前もわからない大切な宝物をなくした
笑いたいときに笑いたい
泣きたいときに泣きたい
素直になれない 強がることしかできない
それは 弱虫な僕を隠すための張りぼて
君に簡単に見透かされてしまう
手をつなぐと伝わる温もり 今だけはこれが僕のすべて
希望を持てない僕にも見える恒星
未来は とても曖昧であやふやな輪郭だ
それでも追いかけるよ
来るか来ないかわからない
そんな 不確かなものじゃない
見える星は人それぞれで
僕にはどんな未来が見えるかな
今から楽しみだ
それは 寒空から降りてくる夜
星の雨に濡れた 心が思い出すのは
いつか僕も当たり前に持ってた誰かを愛する気持ち
今も 少しだけこの胸にあるスピカ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
窓の外を流れる景色 
やたら揺れるバスに乗って
四月の街並みを なめるように流れる
遠いまなざしで 眺めてる
すぐそばにある 幸せさえも
なんだか遠くにあるようで
不安になる 小さな胸がふるえてる
坂道を 越えて 次の曲がり角まで
ずっとつきまとう思いは
空が見えなくなるほど暗い夜も
変わらないままここにあるから
何処までも高く飛んでみせるよ
今より もっと君に近づけるように
オーバードライブ
夜に沈んだ街並みがかすんだ 眠りを誘うリズム
憧れは憧れのままにしておくよ
夢に溺れるわけにはいかないから
誰かが歌ってた 愛のなんたるかは
今もわからないままだけど
知らないはずの愛をいつの間にか歌ってる
七色に光る 街明かり
星を探して 窓から見上げる空
がら空きの車内を見渡すと
デジタル時計が 9時を指した
いろんなふうに 変わってみせるから
どうか今だけはありふれさせて
「明日は今日とは少しだけ違う
僕が大それたことをするよ」
通り過ぎてくバスの背中
歩き出した 僕は冷えた体を
かばうように さする
坂道を 越えて 次の曲がり角まで
ずっとつきまとう思いは
空が見えなくなるほど暗い夜も
変わらないままここにあるから
何処までも高く飛んでみせるよ
今より もっと君に近づけるように
オーバードライブ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
出来合いの ルールで 築き上げた
ちゃちな 正義で反旗をひるがえそう
おざなりの言葉と 気まぐれな天気を
後部座席に乗せて 夢を探しに旅に出る
言葉にしたら笑われそうな思いを
今 歌にして 風の便箋に 綴るよ
ただ何処までも 透明で 無邪気な幼さを
大事そうに胸に抱えて新しい季節へ
出来損ないの メロディつぎはぎだらけ
紙と鉛筆で つくった未来想像図
この解釈には形などなくて 見方次第でどんな形にもなる
指先ひとつで出来る ありふれた魔法で
生まれ変わるよ 今よりもっと輝くよ
遠い日交わした約束は首輪みたいに
今も僕を自由にはしてくれないけど
その 不自由さがいい
ただ何処までも 透明で 無邪気な幼さを
大事そうに胸に抱えて新しい季節へ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] | 
目を閉じて広がる 暗闇にも
光は 灯って どんなに遠い場所にも朝を届ける
いいことを思いついたけど
すぐに忘れた
おざなりの言葉で 愛を語るなら
いっそ分かりやすいくくらいに
下心をさらけ出したい
秘密の花園に お邪魔するよ
汚れた手でかき混ぜて
小さなドアを こじ開けたら
素敵な 音が鳴って
やがていくつもの水たまりをつくった
どんな 形になるかはわからない
生まれたての たしかな重みを 心が軽量する
おとぎ話だと思っていたすべては昨日までの話
こんなにも醜いのに愛されてしまうと
つまらないただのうすのろまぬけ
そばにいたいよ 願うことはそれだけ
君のすべてを知りたいと
願った僕に 与えられた明日は
大切なものを守る大切さを教えた
頼りなくても頑張るよ
小さな手と大きな手でつくるミライ
ドラマみたいな 展開は望まれない
血に飢えた獣みたいに ただ
欲望のままに 荒れ狂う
ケダモノだった僕は 死んだよ
秘密の花園に お邪魔するよ
汚れた手でかき混ぜて
小さなドアを こじ開けたら
素敵な 音が鳴って
やがていくつもの水たまりをつくった。