| 詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
携帯が震えるたびに、絶対君からだって胸が高鳴る。
何気ない朝の挨拶でも、俺にとっては輝く太陽のような挨拶で。
窓をあけて、道行く人たちに教えてあげたいくらいだ。
美味しい店を見つけたり、ちょっと笑える事があると、すぐに君に知らせたくなる。
いつか君と二人で…なんて甘い夢を見て…
君の心の中に、俺という存在をローソクのように灯したいけれど。
恋に臆病な俺は、遠回しな言い方をするので精一杯。
だけど、どんな形でもいい。
君の心の中に、俺という存在を残したいから。
今夜、君に想いを伝えるよ。
あの、中に出してもいいですか。
| 詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
何度も喧嘩してはその度に黙り込んだ
今までは喧嘩の理由もすぐに忘れ変わらない日常を重ねることができたが
今回だけは違う
君は状況を楽観的に考えているかもしれないけど
僕はかなり落胆しているから
恐らく君の力を持っても復活できないと思う
さようなら、私を破壊しつくして立ち去った人
希望を持たなければ絶望もないはずだ
最後に修羅場を演じることも出来たが
それはしないでおいた
喧嘩両成敗だしね
呆れちゃうよな両成敗は止まらない、か
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつか 聞いたあの声が畦道こだまする
一月のうすら寒い風に芯まで冷やされて
青白く浮かぶ真昼の月にも心があるなら
死んでいく命のその胸に美しい花を咲かせて
雲のたなびく青空に蛍火のように灯る
思い出の数々。
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
心は素直に
ときどきとても素直に
重力に従ってしまう
深く沈み込んで
あれからのことを
全部忘れて
都合のいい恋だけをして
生き急いでも怠けていても
同じだけの月日が
ここに流れている
振り返ったときには
何一つ覚えちゃないとしてもね
時間は進む
世界は変わる
歳を取っていく
相応しく経年劣化する
そういう気分には
なれないままで
長い人生が過ぎさって
放り投げてみるも
対岸に人の影はなく
無様な自分に泣けた
後戻りするには到底足りない
どれだけの金を積んでも
その景色は描けない
心底思うよ
心なんて一瞬で殺せる
人なんて簡単に死ぬ
千切れ千切れの
青春の残像
ここまで壊せばもう怖くない
取っておきはまだまだ
留めておくのだ
やるとき決めれば
それでいいんだと
自分を慰めて今を浪費した
心底思うよ
愛なんて一瞬で燃える
燃えて燃え尽きて
いずれは消える
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
ぐつぐつ甘く煮込んだ恋の
奥底に潜んだ魔物が
今もうごめいている
心の中よりずっと
顔に出しているさ
たぶんあの時
その沈黙に本音を込めたよ
強い風にあおられて
彼女の髪がなびけば
心の宇宙は漆黒の
草原のよう
そのまま僕は支配された
同じ夢をみている
それは悲しくもあり
素晴らしくもあること
届かないと知っていても
それを越えてみせると
思える朝にようやく
辿り着いたんだ
どうしても幻想を
壊せないのなら
僕はそれさえも飲み込む
覚悟があるから
| 詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
忘れた頃にやってきた
一通の嬉しい知らせ
寒さの中に
ホンノリ春の色
大きな紙に
合格の2文字
大学受験以来の
嬉しさがこみ上げる
今まで頑張った甲斐が
あったと言える
これからも頑張り甲斐が
あると言える
これでまた夢へ一歩
近づいた
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い日幼い時分飛ばした紙ひこうき
僕は手先が不器用だから折り目をなかなか合わせられず
「角と角を きれいにそろえるのがコツだよ」
そんな母親の声を今もかすかに覚えてる
あなたが いなくなって 僕は
こんなにも きれいに紙ひこうきが
折れるようになったのに
見せるあなたがいない
いい子になるよって約束したあの夕暮れ
ベッドで 寝たままのあなたを
最後に見たのは いつだったかな
すごく痩せたあなたが力なく笑ってた
あの 空に 翼を広げる 誰かが投げた紙ひこうき
願い事を 書いて飛ばすと 願いが叶うという話
「お母さんが元気がなりますように」
あの日の僕の願いは叶わなかった
大人になって 仕事に追われて
あなたのことを考えるのが少なくなった
お陰さまで忙しくしているよ
あなたがくれたこの命を一度は粗末にしようとした おろかさを許して
僕の子供に 紙ひこうきを教えるときは僕が適役さ
「角と角をそろえるのがコツだよ」
いつの間にか母親の言葉を真似してた
あなたがいたこと 時々忘れそうになる
それが 悲しくて
大事な思い出を忘れないように そんなときは紙ひこうきを折るの
だいだいに暮れた 夕焼け空に 紙ひこうきが飛んでる
君が飛ばした紙ひこうきと僕が飛ばした紙ひこうき
「どちらが長く飛んでいられるかなあ」
空の遠くまで飛んで あなたに届けと祈った
会いたいと 思うことのないようにしないと
すぐに 涙に包まれてしまうから
僕は あなたの顔を必死に忘れようとした
でも覚えているより忘れることのほうが悲しいと 思った
あの 空に 翼を広げる 誰かが投げた紙ひこうき
願い事を 書いて飛ばすと 願いが叶うという話
「お母さんが元気がなりますように」
あの日の僕の願いは叶わなかった
もう一度紙ひこうきを飛ばすなら
違う願いを書こう
「あなたが幸せであるように」
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
まだまっさらなページに描いた
小さなあしあとは明日へと続いてく
昨日の僕が刻んだわだちの上を
辿るように歩いていく先にある未来
まだ夜が明ける前の 街並みに落ちる光が
涙のように見えた 空も泣いているんだね
何か 悲しいことがあったのかな
薄紫色に染まった空が淡くにじんでる
言葉が言葉にならないときは
何に頼ればいいのかなって探してる道しるべ
空は 流れ 移り行く季節は花を散らし
風をはこんでいく 僕らの行く先へ
まだ朝というには暗い街並みに日が昇れば
この気持ちも少しはおとなしくなるかな
大人になるための少しばかりの試練
成長痛ともいうべき必要な苦悩
物語は 続きを求めてさまよっていく
まだ真っ白な明日に描かれる世界は
どんな世界かなあって想像する今日
まだ夜が明ける前の 街並みに落ちる光が
涙のように見えた 空も泣いているんだね
何か 悲しいことがあったのかな
薄紫色に染まった空が淡くにじんでる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
目映いばかりの夜明けの空に
間に合うかな 自転車漕いで坂道をかけ上がる
夢からやっと覚めた僕は
まだ寝ぼけた頭のままで 新聞を逆さに読んだりしてる
顔を冷たい水で 洗って 自由に跳ね回った 寝癖を直したら
新しいドアを開けるよ
イメージで背中に描いた 翼で夜を飛び越えて 朝をこの手に抱きしめよう
こぼれる光を ひとつぶ残さず 拾い集めたら 知らない今日の はじまりはじまり
地図なんかなくてもたどり着けるさ
迷わずに行けるほどこの世界は 簡単じゃない
とりあえず 胃袋に炭水化物かっこんで
誰にもまだ教えてない構想を練っている
次の日曜日 二人で天体観測をするんだ
しし座流星群が 何十年ぶりかに 観られるらしいよ
空に描いた 二人の夢を ひたすら設計図どおりに 組み立てていく作業
時には 理想と現実とのギャップに苦しむ日もあるけど そんなのは想定の範囲
憧れたあの人を 追い越すことばかり
考えていた少年の僕は
手当たり次第に 自分の力を試した
それでも見えたものは あまり 上出来とは言えなかった
せいぜいが小さなプラモデル程度の 曖昧な結果だ
イメージで背中に描いた 翼で夜を飛び越えて 朝をこの手に抱きしめよう
こぼれる光を ひとつぶ残さず 拾い集めたら 知らない今日の はじまりはじまり
出会ったことのない未来の来訪のための犠牲
新しい世界のはじまりはじまり。