詩人:芥子、 | [投票][編集] |
容れ物(体)と中身(心)が
一致しないの
ビミョウにいっつも
噛み合わないの
中心軸すこし
ズレてるみたいな
まっすぐなはずの
線がすこし
歪んでるみたいな
気づいたらこの
容れ物の中にいたの
正しさも間違いも
ないはずなのに
ちょっとずつ
なんかが
おかしくなってる
ずっと前から
なんかが
おかしいと思ってる
だけどすべては
神様の言うとおり
このまま行くしか
方法が無いらしく
矛盾と葛藤だよ
バイオリズムの波
自縄自縛的人生
悔しいけどわるくはない
気づいたらこの
容れ物の中にいたの
みんなもそうでしょ
選べなかったでしょ
出たいけど出られない
だから悪あがきをして
今夜も眠ろうか
詩人:芥子、 | [投票][編集] |
「原石だって毎日磨かなけりゃ。」
独り言で埋め尽くす
白紙のコマ
たぎる血のように
ただ荒れまくる空
声も届かずに二人は終わる
「針だって刺さればそりゃ痛い。」
遠心力に似てる
振り回されて
また分離して
言葉が気持ちを見放した
なんでもいいけど忘れられるなら
君は知らない関係ない
要らないずっと届かない
秋の空はクラクラする
叶わぬ夢は
永遠を気取るだけ
ピアノ線のように繋がっている
二人の運命も
鋏で切れば
あっという間にさよならさ
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ふと目をつむってみれば
笑った君の顔が 浮かぶのに
でもなぜだろう 君が悲しいときは
君の笑顔が 思い出せなくなるんだ
つむったまぶたをふと 開けば
そこには 僕が知らない涙目の君がいた
弱虫のくせに人一倍強がりで素直じゃない
すぐに むくれるし
そんな君を嫌いになったこともあったけど今ではなぜか それが心地いい
知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること
僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも
僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ
だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ
言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ
長いため息のあとに
雨のように 降りだした涙を
指の腹ですくってみれば
そこには 素直な君がいたんだ
僕が知っているだけの君を 心の画用紙に描いたら
君のすべてを知っているつもりで まだ知らない君がいることも知った
アイラブユーなんて言葉でごまかすような愛よりも
知らない君を知ること それがまずは大事みたいだね
何か特別なことできる訳じゃないけど 一生懸命愛すよ
頑張るよだなんてありふれたことしか言えないけど でも頑張るよ
君も頑張るなら 僕も頑張るよ
具体的に何をどう頑張るかは
うまく言えないけど
君がそばにいてほしいとき そばにいれる
そんな人に僕はなりたいと思う
プロポーズはそんなんでいいかな?
知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること
僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも
僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ
だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ
言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
走り書きするようにめくられたページ
惰性で 生きてるんだ でも気まぐれで笑えるほど道はなだらかじゃない
届かない手は 土の上で 花のように
ぎゅっと拳を固めて自分の卑しさを殴れ
飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに
ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない
目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある
ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば
幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう
雲が残した かすかな足跡
どこに行くのか 誰も知らない
ただ宛もなく誰のためでもなく 道は続く
レールを外れた旅路さ
他人と差をつけたがる街では
自分はただの 大勢の中の一人でしかない
僕が抱いてるこの思いの名前はなんだろう
繰り返されるデイバイデイ
今ある大切なものとそれ以外の不必要なすべて
知らぬ間に拾ったような出会いをかなぐり捨てるなら
僕には心なんて多分ないのだろう でも胸に燃えている太陽
よく聞き耳をたてないとわからないくらい小さな歌声で
生きてるって今を歌ってる
たくさんの 悲しみ
たくさんの 喜び
今君が見てる世界と僕が見てる世界
その違い あるいは共通点
そんなものを 分かち合いながら 疑りながら 僕らは一体何を探しているのだろう
一体何が 知りたいのだろう
突き詰めれば つまらないほど単純な愛だったよ
飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに
ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない
目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある
ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば
幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう
忘れがたい日になるはずだ。
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
実績の無い見苦しい禿って?
別に自分は詩人だとは名乗ってないよ
ただ詩のようなものを書きたいだけ
人が勝手に好きでやっていることにけちつけないでくれないか
詩人として有名ではなくても誰もが詩を書いていいはずや
特に条件は要らないのである
多分死ぬまでやめないと思う
なんか、上手くなくても生活の一部だ
息をするように下手な文をしたためるんや
ごめんな、見苦しくて
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
宝石のような思い出は
キラキラと輝き
燃え上がって尽きる
今ではどの出来事も
懐かしささえ
感じてしまう
セピア色の幻
夢のあとに
残ったのは
色褪せた宝石と
鮮やかな現実
私ももう 夢見る年頃じゃいられない
だから今を力強く
生きなきゃ
いつからだろう
想えば叶うと
思い込んでいたのは
ときめいて落ち込んで
ただただこの繰り返し
先の見えないリフレイン
夢のあとに
残ったのは
色褪せた溜め息と
鮮やかな現実
私はもう 夢見る年頃じゃいられない
心だけ大人に
なってしまったから
私はもう 夢見る年頃じゃいられない
今ではもう
「さよなら」の意味だけ
知りすぎてしまった
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
燃えて光る
メランコリアの残火を
大事に葬る彼を
その国は持っていた
クオリアをなくした
人の脱け殻を見
美しく遠吠えする
そんな彼を
世界を見てよ
地球じゃなくて
あなたが感じ思う
世界を見てよ
煌めく朝露の結晶を
私の手では触れられない
その悲しみを
伝え聞いてくれよ
あなたがいたという事実は
やがて痕跡になり
風化してまた形を失う
艶やかにそびえ立つビル群
それよりはまだ長く
うつくしく
喉を震わせ
あなたは生きて
この世界を見るの