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[103013] 噴水
詩人:千波 一也 [投票][編集]


それは

たやすい無限の

数、かたち



みつめることで

遠のいて


聴かないつもりが

響きあう



おおやけの園、
 

あかるいことも

暗がりも

おなじ




誰かのために

誰をも

えらばず



金貨は

そういうなかで

錆びてゆく


だから、光


それだけは

疑いようもないのに


疑わずにはいられない



さようなら、は

あと幾つ

 

水のなかの風


その向こう、

遙かな問いかけが

空なのかも知れない


2007/06/06

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