小さくてよわっちいから何もせずにいた。どうせ食われるから陰にまみれて生きていた。子供に踏み潰される仲間を見た。彼にとって世界は大きいが自分でうわぶたで閉ざしていた。年老いた彼はもう吹っ切れてしまったのだろう。隠れるのを止めて超然としていた。彼は泣いている。
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