ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.133000-133999 > No.133726「待ち針」

過去ログ  〜 過去ログ No.133726 の表示 〜


[133726] 待ち針
詩人:千波 一也 [投票][編集]


咲いてゆく音が

きこえます


川が

はじめて山をなすこころ、

そういうものが

乱れていきます



置いていかれることも

置いていくことも

じつは

まったく

同じこと


ほら、

よぞらの星はきれいでしょう


遠いでしょう




かばい合う布として

まっとうできる約束は

枯れないこと、

です


わずかな意味にも

枯れないことです




たとえ途切れてしまっても

ひとは絶えずに

棲むでしょう


やみのそこ、

もっともきれいな

ながれのなかで


その身をあらい

かがやくでしょう



2008/10/30

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -