詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
傷つけられたことでできた心のキズの痛みはずっとずっと残ります わかりますか?気分で傷つけられた人の痛みや苦しみが?わたしにはわかります。何度もやられたから
だれかに言われた言葉はいつものどに引っかかった魚の骨のように
しつこく水を飲んでもとれません
違和感を抱いたまましばらくはウダウダ
しゃっくりみたいに
なかなか治りません
当の相手は都合よく忘れられるのに
やられたこっちはいつまでも
なんでこんな苦しみを味わわなくちゃいけないのかな
悪いのは全面的に加害者なのにねえ
それでもやり返そうなんて思わなかった
ばかにつきあっても仕方ないと思ったから
でもけっして平気じゃなかった
だれかに助けを求めたかった
ヘルプミー
僕を助けて
闇の呪縛から救って
ヘルプミー
何度となく
叫んだけどみんな泣きわめく僕を見てあざ笑うだけ
どいつもこいつも腐った奴らばかりだ
人間は集まれば
団結力を生み強い絆を生む
それもそうだけど
人間は弱いから
集まれば強くなったと勘違いして弱い人をいびる
そんなゆがんだ絆もあることを忘れるなよ
このキズだけがおぼえてる
このキズが証人だ
このキズが物語っているんだよ
おまえ等が忘れても
ずっとずっとそのキズは僕の中にある
癒えることのない見えないキズがある
キズがあるんだ…
ずっと ずっと キズは残るんだ
傷つける前に何が悲しいってできりゃそういう事考えてほしかったよ。