ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.148000-148999 > No.148548「塔」

過去ログ  〜 過去ログ No.148548 の表示 〜


[148548] 
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

夢を見た

一面、漆黒の闇だった

一寸先すら見えない

私は誰かの手を引いている


強く握りしめている

握りしめたまま

必死に走っている


ふと顔を上げる

目の前には巨大な白い塔がそびえ立っていた


不気味な白さで

息が詰まるような闇の中
恐ろしいほどの存在感

そそり立つ 存在感


私たちを呼んでいるように


恐ろしかった


行きたくない


あそこへは


きっと
二度と帰れなくなる


そうだ 帰りたい


もう 帰りたい


私のあるべき場所に


帰りたい







2009/10/12

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -