過去ログ
〜 過去ログ No.148895 の表示 〜
[148895] 神秘
鳥がさえずり
庭には鈴蘭が誇らしげに
咲いている
これが
神秘の姿そのものなのに
仕事に染まった心たちは
今日も何もかまわず
神秘を通り過ぎる
帰りの道中
残り香だけでも
彼らに与えなよ
灰色の空の下
僕は憂鬱だった
日々の生活に終われるだけの
経済人間が
無感情な働き蟻にしか見えなかった
だれか
日常と同化した
神秘の形を
ここで浮かび上がらせてくれ
誰か才あるものよ
海に解けた
湧き水を
そこから蘇らせてくれよ
2009/10/22
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -