ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.150000-150999 > No.150152「氷の刃」

過去ログ  〜 過去ログ No.150152 の表示 〜


[150152] 氷の刃
詩人:安曇 [投票][編集]

さよなら、握り締めている
指先、冷たく

心の中に入り込んだ人
貴方のかけらが私を、刺している

氷の刃で私をつらぬく、氷は私の温度で消えて
貴方は涙を凍らし隠す

きっと、私は許してしまう
きっと、貴方はそんな私を知っている


さよなら、握り締めて
痛んだ指先なでて、一人泣く

2009/11/18

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -