詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
レインボウの架かる朝は きみが新たな小舟を漕ぎ始めて
つまんない日常をしばし忘れるひと時
初めての物語へと開かれた 波止場から沖合を望めば
たった独りで大魚を狙う老人と海がある世界
ピンチに襲われながら死闘を制するが 獲物をことごとく鮫に奪われて
しょっぱい顔をして挫折を味わった帰途
無謀で血なまぐさい失敗談だって きみの旅心をくすぐる逸話となる
にわか雨がやめば暑気ばらいに鰻をほおばる昼食
チョコレイトは真夏の陽ざしで蕩けた そういえば烏が四羽で舞ってたっけ