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[177282] なんでだろうかこんな気持ち
詩人:どるとる [投票][編集]


さみしさは風 吹き抜けてしまえば忘れられる

だけれど吹き抜けるまでが苦労です

寄り添う人もいないからさみしい
だけれど寄り添う人がいてもさみしい人もいる

贅沢ばかりの日々
デジタル化された街
人と話しをするのも今は遠くからでも簡単だし 画面を通して 離れた人とも顔を合わせられる

さみしさは風 それでも吹いている
だから忘れるにはまだ時間とお金が足らない

なんでだろうかこんな気持ちになるのは
さみしさが拭えない
なんでだろうかこんな気持ちになるのは
切なさが痛いほど

夜が長いから 月が苛立ちをおぼえ 些か降り注がれる光がゆがんでる

なんでだろうかこんな気持ちがするのは
さみしさにやられて
なんでだろうかこんな気持ちがあるのは
切なさに焦がれてる

出口のない入り口が口をあけて待ってる
扉を開ければそこにはもうもどれない

やりきれなさが走り抜けてゆく
僕を追い越した時間が恋しくて恋しくて涙

今夜はさすがに眠れないよ。

2012/07/14

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