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[178118] 
詩人:千波 一也 [投票][編集]


ひとを

見下し笑えたら

わたしの優位が成り立ちそうで

ひとを

けなして罵れば

わたしの優位が守られそうで

拳は

きょうも独りきり

石くれ気取りも甚だに

閉じたつもりの

孤独をさらして

拳は

きょうも

虚空のなかで

わたしの望みを

掴みそこねる



2012/08/23

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