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[180717] 置いてけぼりの夢
詩人:どるとる [投票][編集]


猫の額ほどの夜が
長く伸びている
犬の小便ほどの
くだらない会話の向こう側で今日も過酷な現実がある

ほらねまた同じことの繰り返しだ
泣いて笑ってそのうち疲れて眠る

もう生きれなくてもいい
もう笑うことさえ疲れたよ

ああまたひとり空見上げて 小さな星に重ねてる
昨日の強がった自分 そして置いてけぼりの夢

釣った魚に食べられる そんな喩えにひとりごちて笑った。

2013/02/07

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