過去ログ
〜 過去ログ No.184027 の表示 〜
[184027] 向こう見ずなあなた
あなたが
西日にうずめたものを
知るすべもなく
いまは昔
あなたが
見ていた向こうには
なんにも無いと思ってた
なんにも無いと
思いたかった
向こう見ずなあなたを
望んだわたし
きっと
それが見えていた
あなた
向こう見ずなあなたへと
落ちずにすんだわたしは
日暮れに凪いでいる
あなたが
夕日に託したものを
知るすべもなく
いまは昔
不意に
口ずさむ
なつかしい歌のように
すっかり軽い
荷のように
2014/02/14
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -