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[186315] 童貞
詩人:薔薇野原 雅 [投票][編集]

You never cry・・・
ビル風に煽られる俺を見て 恋した君は鼻で笑う
こんな小さな町で なりふり構わず生まれ
そして生きてきた

魔性の酒を呑みながら 君の魔法に操られ
夜が明ける頃に 涙を流す夢を見る

※すべてがやさしい人なんて 世界のどこにもいないと
嘆くほどにしらけた秋の夜風が染みる

君が見せた 幾つもの笑顔が それがたとえ嘘であっても
俺の骨の髄までしゃぶりつく

付き合うならタメがいいねと 仲間にゃ主張するけど
男ぁ餓鬼のままで 自分が小さく見えた

だけど未熟でヘタレな自分を 不器用にでかく見せりゃ 君は背中で風を切る

2014/09/08

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