ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.186000-186999 > No.186316「青い春の一枚」

過去ログ  〜 過去ログ No.186316 の表示 〜


[186316] 青い春の一枚
詩人:空色 [投票][編集]

走るしかなかった

ただ、思いっきり


なにも変わらないのは痛いほどわかっているけれど


あの時の私は走るしかなかった


転校なんてしてほしくないけれど
貴方から離れたくないけれど


幼い二人にはなにも変えられない


泣く以外を考えたら

走ることしかなかった




走りながらめいっぱい叫んだ


がんばれー

がんばれー


だいすきだー



走って走って、いっぱい泣いた



大人は青春だね、なんて笑うけれど


精一杯だった


今、振り返ると青春だったなって

笑えたよ

2014/09/08

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -