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[187168] スノードームの内側
薄い桃色が この街を包む頃
ほわほわと 金平糖が降ってきて
右側に 触れそうな体温がある
あまりに 美しくて 胸の真ん中が
きゅうと鳴く 涙が出そうになった
この瞬間を 閉じ込めたくて
ここは スノードームの内側で
偽りなく それは永遠であればいい
もう 濃い藍が この街を包む頃
ひとり 涙に濡れた頬に 触れたのは
人知れず降りゆく 白い雪だった
2015/01/01
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