過去ログ
〜 過去ログ No.37172 の表示 〜
[37172] 夜を愛す
星が囁く、声が消える。
夜は続く、月が笑う。
闇に手を伸ばせば
僕は音もなく消えていく。
少しでも此処に在ると言いたくて
僕は歌う。
誰かに届けようとは思わない。
少しだけでいい。
少しだけ音の無い闇の中に
この声を響かせてみたいだけ。
声が生まれる、星が消える。
太陽が輝く、朝が始まる。
また、夜が訪れるまで
僕は眠る。
僕は夜を愛す。
そして
僕は夜の闇の中で、歌い続ける。
2005/06/16
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -