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[58087] 清らかなる御霊へ捧ぐ
僕らを包む全てへ
君はなっていったんだね…
君の体が灰となり
空気に溶けて
大気と一つとなった時
君を呼吸した僕らの胸は
痛くなり
この体の隅々の血に
君を感じたよ…
やがて瞳の毛細血管から
静かに涙腺へ至った君は
優しく頬に
流れ出て
僕らの汚れた眼を
洗い清めてくれた…
君が名残惜しんだ
この美しい世界
この君の全てに
相応しくなりたい…
2005/12/03
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