ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.70000-70999 > No.70298「一目惚れ」

過去ログ  〜 過去ログ No.70298 の表示 〜


[70298] 一目惚れ
詩人:桜夜 [投票][編集]

ある春の日
今日は違う道をと思い
公園の中を通った
そこは一本の桜の樹が真ん中にある
ひっそりとした場所だった

今日初めて見る樹は
なんかとても懐かしく温かい感じがした
その枝に小さな蕾が沢山
今にも花咲きそうだ

僕は『いつ咲くのかな?』なんて考えながらそこを通り過ぎた
仕事に就いてるときも
ふとあの桜の樹のことが自然に頭に浮かんだ

その夜家でテレビの電源を入れ
天気予報を観た
『明日は晴れて桜が開花するかも…』

桜開花…
あの桜の樹は?

翌日あの桜のことが頭に浮かび
急いで向かった
っとそこには
全ての蕾を満開にさせ
すっかり化粧した
あの桜の樹が
僕はそいつを見た瞬間に一目惚れ

2006/03/26

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -