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[82512] ひろい、って口にしたから。
詩人:松尾 優月 [投票][編集]

うみは大きな大きな
水溜まりであるので
何もかにも
入ってしまうようで
怖いのです

大きいもの
小さいもの

ぜんぶ全部
そうして
笑ってるのです
きらきら光って
笑っているの

空になるあたしは今
夢を見ている
のかもしれません

夕日の色なのね
そうして、
たまには
おこったり
ないたり
するんだ

ゆらゆら
きみと一緒さ
ゆらありと
繰り返している
うみの様なのです
呼んでいます

汚されて空気のいろ
傷ついて体温を知り
傷つけて涙はするの

でもなんとか
生きているよ
行ってごらん
触ってみて

はじまり
さいご
きみとぼく

あしあとが累々と
どこに行くのだろ
それはきっと
いつかわかるのですよ

意味もなく
知ってしまう胎動の
きっとやっぱり
しょっぱくて

思わず
昔話し
しちゃうんだろうな

2006/07/30

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