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高級スプーンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[200] スミマセンの嵐
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スミマセン
今日何回言ったやろ
ゴメンな
今日で何回目やろ
なんでやねん
何謝ってんねん
俺が一体
何したゆうねん
そりゃ色々やったけど
こんなに毎日謝って
どうするつもりや
何がしたいねん俺

どこに行っても謝って
うちに帰っても謝って
頭ばっかり下げるから
ちっとも上に行かれへん
なんて愚痴こぼすうちに
夜は白んできて
また一日の始まりが
やって来てもうた

あー今日も謝るんかな
あー何回も謝るんやろな
あーもうどうしようもない
言いながら
それでも俺を
必要としてくれる
お前が居るから
俺は今日もまた
なんやかんやで
頑張れるんや

謝っても
謝っても
また前を向いて
同じ過ち繰り返さんように
もっともっと
俺は成長するから
よう見とけよ
俺のすべてを
カッコ悪い部分も含めて
いつか必ず
お前を幸せにしたるから

えっ
なんて?
ゴメン
自分に夢中で
話聞いてなかったわ
ワハハ

ハイ
ごめんなさい
少し大きいこと
言いすぎました
ゴメン
ほんまゴメンな
今度こそ約束守るから
ほんまにほんまに
マジでマジで
ふざけてないふざけてない

ハイ
すみませんでした
心から
申し訳なく思ってます
ゴメンなさい
もうしません
ハイ
分かりました
ハイ
会社に行ってきます

2005/05/07 (Sat)

[201] 暗に消ゆ
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急に陰る部屋 掴まれる心 我を失い 余白を埋められ 圧迫されて 呼吸の加速が止まらない
何も映らない 君さえ視えない 私を認められず 宙で溺れては 乱れる頭
介入してくる もう一人の誰か 指示を受け鵜呑みにした体が暴れだす 流されていく 飲み込まれていく 破棄されていく 助けを呼んでも 声にならず ひたすら無音無明の 痛みだけが続く
明滅する舞台で 白黒つけられず 感情の赴くまま 絶叫を繰り返す
あんな私を 表わしたくて こんな私を 身近に感じて欲しくて 己にしか見えない苦しみを 最も近い言葉を並べ 嗚咽混じりに 全てを曝け出し 哭いているのに
伝わらない 上手く描けない 結局 私を受けられるのは 私しか居らず 力は内側に溜まり籠もり 悪戯に容赦なく 私ばかりを傷つける 狂うまで 壊れるまで
抱える想いは闇の中 実をつける事なく 暗に消える

2005/05/08 (Sun)

[202] オカンコン
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離れて少し
分かったこと
逢えて
嬉しいと思えたこと
いままでまったく
気付かなかった
長く近くに居すぎて
視えてなかった

醜さ以外何も

これで良かった
とは言えない
でも今は少しだけ
見方を
変えられるようになった
生理的に
受けつけなかった
貴女の事
本当は
愛してたんだ
たぶん
きっと

親不孝な
息子でゴメンナサイ

上手く表わすには
もう少しかかると
思うけど
少しずつでも掴みたい
二人の距離感

2005/05/10 (Tue)

[203] 曇る空
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空が曇る
きっと晴れるんだろう
でも雨が降るんだろう

どうにも苦しい
胸に絡む煙が取れない
都会は汚れているから
だけが原因じゃない

蜻蛉のように浮遊する
記憶噛み潰しても
やはり味がしない
理由は分かってる
無関心過ぎるんだ

曇りなき心が
正しき強さなのか
答えを出す前に
飛び去る蟷螂の
羽音がぼくを掻き消した

相変わらず
空は灰色で
いつものように
淡々と真下を歩く
蟻とぼくに差異はなく
今誰かに
踏み殺されても
文句など言える筈もなく

ぼくは曇り
蜘蛛は彷徨い
空に根を張り地は陰る

2005/05/12 (Thu)

[204] キタ
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赤い観覧車舞う下
行き交う人
呼び止める声
お洒落なのは外見だけさ
綺麗な街は蜜の味
たちまち人は騙され狂う

らしさはなく
華となり蝶となり
高価な効果で降下させ
あの手この手でたぶらかし手を汚さずに汚します
毒の味
知る人に尋ねても
口は亡く閉鎖

意識を瞑って
歩きましょう
赤信号止まるな危険
肩を叩かれても
振り向かず
美麗な景色を楽めば善い

妖奇な匂いに誘われて
新しい駅を降りれば
其処は底無しの穴
微睡みの街
微笑みが優しく
裏腹に冷たい瞳
貴方を落とす
もう戻れない日常まで

2005/05/14 (Sat)

[205] たった一滴で堕ちた人
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まただ
聞きたくなかった
もう遅い
聞いてしまった

誰かが誰かを
嫌いになりました

僕じゃないよね
それならいいけど
胸の辺りが空の上

スポイドで救った
未知なる物質
投下された
僕の心臓に
麻酔も無しに
何をするんだ

まただ
聞きたくなかった
もう遅い
効いてしまった

君が好きだ
なんて歌うな
数百文字程度
暇があれば
直接言えよ本人に
私に
僕に
訴えかけてくる
未知の物質
体中を這いずり廻る
クラクラする

炭化してゆく
今にも崩れそう
人前では現せない
この人相
悪魔の悲鳴そっくり

まただ
効きたくなかった
もう遅い
聞いてしまった

今の僕に
願えるのは
歌えるのは
それしか無いから
聞かないで

君に嫌われませんように

2005/05/17 (Tue)

[206] けな毛
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ぴんっ
と背筋を張るように
しゃきっ
と真っすぐ伸びている
元気な奴だぜ
お前って奴は

何があっても倒れない
不屈の精神で立っている
弁慶よりもスマートで
義経よりも優雅だぜ
覇気覇気してるな
お前って奴は
お前って奴は

カッチョイイ野郎だ
カチョ野郎だ
雄々しく可憐な
ロンリーウルフ
それが
我らが

背な毛!

違った

けな毛!



なんのこっちゃ!

でも少し
元気になれたような
大した毛だぜ
お前って奴は

2005/05/17 (Tue)

[207] スパークリングコーヒー飲みたい
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マズイ
あの娘に酔っちまった
イケナイ愛を知っちまった
最初から分かってたハズだ
結末にハッピーなんか
ありゃしないのに

今スグ飲みたい
スパークリングコーヒーが

僕らキット美味くいく
どの口が
そう云うんだ
危険プンプン匂わせて
直訳出来ない
シュールなジョーク
意識はイチコロで吹っ飛ぶ
その距離約50万光年

万人受けはしないが
皆ヤメロと止めるが
本能ヤバイと叫ぶが
無理無理無理
絶対に無理
君が頭から噛り付いて
どうやったって
離れないんだ

イカシテル君に
イカレテク僕に
酷く惨めなエピローグ
あまりにも一瞬過ぎて
幕が下りたの
気付かなかった
それでもシッカリと
脳裏に残る後味の悪さ

彼女は病気持ちじゃないや
なのにイッちゃう僕の精神
最初からキまってたハズだ
なのに
なのに
なのにっ

あァっ!

も一度飲みたい
スパークリングコーヒーが
今スグ飲みたい
スパークリングコーヒーが

スパークリングコーヒー
飲みたいんだっ!!

2005/05/18 (Wed)

[208] 正体不明を見下ろして
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でっかいカラスが
商店街の角に
止まってる
って思ったら
客待ちして
暇持て余してる
フィリピーナだった

「マッサージイカガ?」

拙い日本語と一緒に
しつこく
付きまとってくるけど
うなずいたってどうせ
天国にも地獄にも
連れて行きゃしないんだろ

欲求不満が
センターで蓄まってる
何処にも送信する
アテなど無いのに
今日はオマエで
済まそうかなんて
ロクでもないことしか
浮かばねぇよ

コンビニで
トイレでも借りようか
それとも家に帰ろうか
誰にも言えない
誰でも癒えない
ワガママの極致に立って
貧しいコトバばかり
考えてる
ナニ考えてんだ

別に何も

心に靄がかかってる
霞が取れたら月だった
正体不明なんて
そんなもの

ふぅ

2005/05/19 (Thu)

[209] 君が君という束縛
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抜けられない根源を
忘れられないように
私は私を直視する
何者でもない
何かは何かと
回転し続ける脳
其の行為
もはや呪縛

2005/05/20 (Fri)
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