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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[255] 折れた翼
詩人:どるとる [投票][編集]


右翼しか無いなら
片っぽしか無いなら
左翼しか無いなら
片っぽしか無いなら
蝶でも鳥でも人間でももう片っぽの翼で生きればいい

折れそうでも強く折れない翼で
デンと立ち尽くす
そんな明日が見える
そんな未来が見える

何もおかしかないさ
折れた翼でも飛べる
無い足でも歩ける
ほら もう片方がある
その翼で生きればいい
折れた翼だなんてありもしない翼に悲しんでいないで目に見える翼で生きていけ
その翼は君のもの
その翼は飛ぶためのもの

そうだろう?
違うのかい?

2009/10/08 (Thu)

[256] 直線をそれる
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まっすぐ引かれた直線のうえを誰もが文句一つ言わずに歩く
僕もそうして歩きたいけど気持ちはふざけんなとばかりに道をそれたがってるよ

罪と罰とを受け入れるから直線を外れ獣道へとそれていく僕を黙って見送って
道を外れたら人には未来などないというけど
さがし当ててやるさ
直線だけを歩く人には絶対に見つけられない明日を

だから直線をそれて探しにゆくんだ
希望ある明日を
僕は直線をそれて。

2009/10/08 (Thu)

[258] そんな気持ちで詩を書きたい
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詩を書くというよりは詩を書かさせてもらってるというような気持ちで書きたい
そんな清らかな気持ちで書けたなら清らかな詩が書けるだろう

書いている気持ち次第で詩は変わる
だから僕はそんな清らかな気持ちで詩を書きたい
もっともっといい詩をというよりは誰かの心に小さな灯りをともせるような詩を書きたい

そんな そんな
気持ちで詩を
書きたい

嘘じゃないのさ
言い訳はしないよ
僕はそんな気持ちで詩を書いていきたい
今までの自分を殴り倒しても。

2009/10/08 (Thu)

[259] アンダースローデイズ
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アンダースローで降ってくる横殴りの雨やアンダースロー的な横柄な態度で横からグチグチものをいう奴らに翻弄されてる

日々、アンダースローで横やりを入れる奴らにアンダースローでやり返せ

横殴りの雨の中を雨宿りする屋根目指して走りきって
横長の三日月を見上げアンダースローに流れ星が流れていく

そんな今日
気づけば真夜中
横須賀で笑う
一日中横つながりで続いていく
アンダースローに気持ちは斜めって傾いていく時を見送ってサヨナラ。

2009/10/08 (Thu)

[261] 倦怠感の渦
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倦怠感の渦にのみこまれていく
最近なんか元気でないんだ
昔から無気力な僕だけれどそれとはまた違う気がするんだ
今回ばかりは

倦怠感の渦から抜け出せないのさ
ずるずるずるずるといつまでものみこまれていくしかないのかな
僕はただ迷う悩む
たまに嘆き深く傷つく
たまに誰かを傷つけてる

そんな日々の繰り返し
倦怠感が生まれないわけないね
焦燥感が生まれないわけがないね

だから僕は今
誰かとおなじように
倦怠感の渦の中心をぐるぐるぐるぐる無表情で退屈そうに回ってる

ループインザループ
ループオンザループ
いつまででもずっと
いつまででもずっと
回ってる倦怠感の渦。

2009/10/09 (Fri)

[262] すまないくらい唯我独尊だった
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独り善がりなひとり芝居
ひとりで笑いひとりで泣いていた
誰かのぬくもりさえ知らずにいた

その時の僕は
その時の僕は
すまないくらい唯我独尊だった
すまないくらい唯我独尊だったよ

独り善がりな身勝手さで
人をあごでつかってた
誰かの不満や感想など正直どうでも良かった

その時の僕は
その時の僕は
すまないくらい唯我独尊だった
すまないくらい唯我独尊だったね

今謝って 心いれかえて
許されるならば
土下座でもなんでもして謝りたいよ
すまないくらい唯我独尊だった僕はすまないくらい唯我独尊だった僕を今はひどく憎んでる

だけれどあの時の僕は唯我独尊だったから
すまないくらい唯我独尊だったから。

2009/10/09 (Fri)

[263] 理想と現実
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日常生活に華がないのは僕の何に原因があるのかなぁ
毎日おなじ事の繰り返しなのにそのせいで僕は何も変われない
少しずつ少しずつ頭の中で華やいでいく未来に近づくたび僕の心は理想と現実のギャップを思い知っていった

溜め息もまるで生理現象のように
1日何回もしている気がするのは気のせいであるはずはない
気のせいであるはずはない
理想は現実を美しく演出する為だけにある特殊効果である
現実を直視するその間に立てる衝立のようなものなのさ
そこからは現実がいつも悲しいほど美しく見える
だから副作用はそのぶん大きいよ
理想はあくまで理想だから
形のない理想で現実はこえられない
その差はあまりにもありすぎる

理想と現実の狭間に迷い
理想と現実に大いに嘆き
理想と現実の違いに苦しみ
理想と現実が時にわからなくなる

狂った時計みたいに悪気はなく故意に嘘偽りの時刻を告げる
そんな僕です
理想はあくまで理想
そして現実が本当の世界
そんな真実
わかってるんだ
わかってるんだ
わかってるからこそ求めてしまう
この現実をぬりかえる嘘みたいな未来を

歩き続けて何マイル
走り続けて何歩目?
世界は今も僕の中で丸くそして青いまま
そこから何も進展しないまま理想は理想
現実は現実 その区別を未だつけられずにいるよ

もう二十歳も華僑だというのに
何が待つのかわからない暗闇へと続く扉の前でずっとさっきから起きてないふり
タヌキ寝入りのうまいこと うまいこと
自分が自分でイヤになる
それでも笑ってしまう
理想に笑ってしまう
見えているはずの現実を後目に

消えない現実がいつも自分を睨んでるのにね全く緊張感のかけらもない僕の態度
だけれどそんな笑顔も強がりなんだ

見抜いてほしい…
物わかりのいい
誰かに あざやかに

そして理想は現実の前に膝を挫く。

2009/10/09 (Fri)

[264] 永遠の愛の形
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永遠を描く様に
あなたを愛したいよ
死んだら呆気なく終わってしまう
そんなさびしい絵など描かないよ
僕が描くのは
僕が描きたいのは
いつでも永遠に向かい永遠に終わらない
そんな永遠から永遠への永遠の旅なのさ

永遠を描くのは
永遠ならば辛いね
いつまで永遠の時の中で愛し合えるか
永遠じゃないからこそ僕らはきっとこんなにも肩寄せ合って仲良くいれるのだろうね

永遠の無い限りあるセトモノのようなワレモノの世界で
僕らはスナドケイが落ちきるまでの命を保ってゆく 死ぬまで
永遠は無い
されど願いは永遠さ
永遠に僕らは愛し合う
永遠と決めたのならそれは嘘じゃないだろう
だからたとえ命に限りが決められてても僕らがずっと永遠だと思えば永遠にもなるのさ

永遠の愛を誓う二人へ
せめて心だけでも永遠と信じよう
人はいつまでも生きてられない
かならず悲しいけど死んでゆく
それでも永遠を誓う二人は限りある時の中で限界まで愛し合うこと誓ったのさ

勇気ある決断だと思う

永遠を誓いあう二人へ
残す僕からの言葉さ
永遠を誓うあった二人の未来へ
届ける僕からの約束さ

これが愛の形
真実の姿
アダムとイブの
孤高なる愛の象
これぞ愛の形
永遠の形。

2009/10/09 (Fri)

[265] イノリ
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祈り祈りあう祈りと祈りを重ねあわせて祈る祈りの夜
祈りは祈れば祈りのように祈りは届く
祈り祈り続けて祈りはやがて祈りの光の降り注ぐ祈りの夜に
祈りは確かに届き僕を祈った君のところへ連れて行く
祈り祈り続けた祈りの力が僕を導く祈りそのものの未来へ
祈る祈りは祈る祈りの果てへ祈りは祈りと列をなして祈りの国で祈りはやがて確かな願いとなる
祈りが叶えば祈りはその姿を変えて祈りは真実になる
光 降り注ぐ 祈りの夜に祈るその清き祈りは空へ舞い上がる
まるで星と見まがうばかりの輝きで祈りは誰の瞳にも優しく美しく祈りは見える

そんな祈りを祈る夜はただ愛しい君の幸せを祈る ただ美しい君の明日を祈る
ただ君の成功を祈る
自分なんていいのさ
ただ君が笑えるなら
だから僕は祈るのさ
祈りに祈る 祈り続ける 祈りの夜は終わらない 今夜もまた祈りの夜に祈る僕の祈りはふたたび空へ
祈りから願いへやがて真実になるため旅立つ祈り。

2009/10/09 (Fri)

[266] ボクとアナタの明日の降水確率
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ねえ ボクの明日はコインの裏表を当てる貧相なゲームより当てやすいだろう?
明日は予報では晴れらしいね
だけれどだけれど
ボクの心は今日と変わらずあいにくの雨降りになるでしょう
明日にならなくてもわかってしまうこの気持ちが切ないね

ひどい土砂降り
バケツをひっくり返したなんてもんじゃないのさ
笑ってるあなたにはこんなボクの悲しみわかるでしょうか?
明日はあなたが泣く番でもあなたはボクに笑えませんよ?
そしてあなたを笑うこともしませんよ?ボクは

だって人の悲しみは笑っていいものじゃないからさ
人を笑うことも
人に笑われることも
あってはならない
世界のオキテです
隠れたオキテです

ボクの明日の降水確率はあなた次第で変動することもあるさ
ボクが泣いてて
あなたが笑ってる
それでも
あなたは笑ってなさいボクにじゃなくて楽しいことに気を集めて
ボクは泣いているから泣いててもあなたは笑ってていいんだ
それがあなたの明日で
それがボクの今日でもあるから
人は見えるものが違うから境遇次第ではどこかでは笑い声が響きそこからちょっと離れたどこかでは泣き声が聞こえるんだ
滑稽だろう?
それでもおなじ世界の出来事さ

信じるも信じないも
実際の出来事さ
ボクの明日
そして
あなたの明日
おなじ世界でも
心は違うお天気です
だからボクの明日は雨でもあなたの明日はまぶしすぎるくらいの快晴です
それが正しい流れなら 流れならボクは受け入れて自分だけを見つめて泣くとしよう

笑うなら二人が笑える日に笑おうと言った
ひとりだけが笑えるような日にうかべる笑顔は悲しいだけだから
そうしようよ。

2009/10/09 (Fri)
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