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まとりょ〜鹿の部屋  〜 投稿順表示 〜


[162] No Word...
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

無言のまま
どちらともなく口付けを交わそう。


月の欠ける夜
またアイツが顔を出してる。


掻き鳴らすギター
止むことのない
不機嫌 君からの視線 雨。


様になんない言葉で
柄にもないメロディー


巧くやって探ってやろうと
愛を語ってんだって。


俺がスナイパーだったらなんて 宙を切ったって

心の声なんか聞こえちゃこない。


さよなら僕ら
いつまでも見ない

さよなら僕ら
いつまでも見ないで


ずっと ずっと ずっと…
ずっと ずっと ずっと…


振り返らずに見送る今日。
振り返るように泣いた空。


スナイパーみたいになって
心の声を聞こうと耳を澄ましたって


返ってくるメロディーは無い

2007/01/31 (Wed)

[163] 感度ヘモグロビン
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

そら
お前は濃いやら
薄いやらで
こうだと言い張る
断定的な話じゃない?
A型。

君が
プラスだろうが
マイナスだろうが
君しかおらんから
B型。

問題は
君が何に感動するかで
影響受けましたって
そんな話を聞くから
一番君なんじゃない?
AB型。

たがが種類の事だろ
味とか違うんか
人としてイカンのか
いけ好かないのか
どうなんだ
O型。


4種類に部類された人格なんて
猿に等しい文化だと開き直れば
楽しいんかもしんない


けどな

Aだろうが
Bだろうが
ABだろうが
Oだろうが


お前の横に居るのに血の理由なんか必要なんかな?


もっと側に来いよ
大雑把でガサツなA型のお前。

もっと笑ってみせろよ
社交的で気ぃ遣ってばっかのB型のお前。

もっと叫んでみせろよ
笑い上戸で鈍感なAB型のお前。

もっと泣いてみせろよ
几帳面で悲観的なO型のお前。


てかお前はお前だろ

ただお前に血液が通っているだけの話。

メディアや占いが伝えたお前の性格と
好きで一緒に居る俺が知ってるお前の性格

どっちが正しんだ?コノヤロー

2007/02/01 (Thu)

[164] 恋歪感情。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]


好きです
好きです


伝える事を
封じられた
儚い言葉。屑。


苦しいんだ
苦しいんだ


ソレが目一杯
僕の体をくすぶらせて


あの人と
恋人になれました
って
嬉しそうに笑う
片思いの君。


壊してしまう位
滅茶苦茶にしてやりたい。


君は言った。
気持ちを伝えられる事は何よりも幸せ
と。

僕は言った。
それは時に残酷な言葉になるから
と。


さぁ。
首を傾げて
僕を見上げる君に


どんな言葉をくれてやろうか?



後戻り出来ない
僕の
恋歪感情。

2007/02/01 (Thu)

[165] 異空戦艦ヤマト魂
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バカ女め
愛しそうに空見上げて
綺麗なんて微笑むんじゃねぇ。

間違いねぇ
今、俺の意識は
間違いなく異空を漂ってる。

綺麗なのは
あんただろって
顔に似合わねぇ事
言いそうになっちまってさ…。

目の前には
やたらでっかい
ブラックラブホール
待ち構えては
俺をみるみる吸い上げようとしやがって。


やべぇ

制御不能。

やべぇ

墜ちる。



俺を作った魂が

キシキシ音立てて

お前を離すなっ!って

疼いてやがる。



今から無限のホールに
身ぃ投げ出すから

お前は黙って
空見上げて
その戦艦が向かってくるのを
素敵ねって
笑っておくれや。

2007/02/03 (Sat)

[166] 日常会話
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

御挨拶がてら後日報告


すっかりソレを定着させて


お前はどうしたいんだ?って


毎回聞く自分も自分。



笑顔で

やってしまいました

って


ツッコミ所満載なお前に、


もはやツッコミすら入れない自分が居る。



御挨拶に後日報告。


それが貴方の


日常会話。


2007/02/07 (Wed)

[167] http://www.罠
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近代、電子文字だらけの恋愛模様

そんな“アイラブユー”に

愛想を尽かして

この羊ぶった嘘だらけの狼は

黙ってこの機械の電源を断ちました。


さよなら電子
こんにちはアナログ


近代、電子だらけの恋愛模様

“お慕いしております”と

自我らしき言葉で

狼が好きと突っ張るか弱き羊に

待ち伏せてはほくそ笑み、直接口にしたいと思います。


こんにちは子羊さん
あなたの知らない狼の顔した男が


電子を棄てて
貴女に会いに行きます


これぞ姿無き
電子恋愛模様の
最大の罠。


アンタ、こうなる事、ちょっとは分かってたんでしょう?


さよなら子羊さん
こんにちは辛き現代


黒き現代の闇…

2007/02/21 (Wed)

[168] 揺りかご
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ゆらり ゆらり

普遍的な日常でしたが

ぐらり ぐらり

めまぐるしい程に

ゆるり ゆるり

モーターのように廻り続けて

よろり よろり

身体ごと意識を預けた場所は

ふわり ふわり

醜い位に五体満足
この身体を形成させた

恨むべき この女。


無駄な生など此の世に無い。


今日女は私を此の箱に棄てる。


なら、いっそのこと
形成されるべき存在ではないと

発し方も解らぬ切り声を張り上げ
女に主張すれど、

女は
棄てられたのはこの私だと
声遮り 耳塞ぎ
偽善的な涙を頬に貼り付け 悲観に浸る。


この箱はチャンスだと

この箱は私の為にと

この箱はスタートだと


ゆらり ゆらり…


風に打たれ揺れる箱。


そこには
十月十日の揺りかごと

同じ揺れ方。
違う温もり。


女は私にとって全てだった。
女は私にとって神であった。


やっとの思いに焦がれて顔を合わせて数日…

神は
地に降り立った私に
とても とても
残酷な審判を下した。

2007/03/03 (Sat)

[169] 桃色季節
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

金が無いって
溜め息ばかり吐いていないで

幸せばかりが逃げてゆくから

笑って何とか済ませばいいじゃない?
2人で居れる事はタダなんだから。


幸せの意味
無理して探らないで

難しそうに眉ばっか潜めていないで

そんな怖い顔
幸せだって逃げちゃうんじゃないの?

ほら、アナタが現に私の横で
何時も幸せそうに微笑んでるじゃない?


時間が無いって
諦めてふてくされていないで

腕時計ばかり見て足踏みしていないで

そんな足元、冷静に見渡せば
微笑ましい程、春一面なんだから。


君が費やしてきた時間には
無駄なんて一瞬は
どこにも有りやしないんだから。

アナタに会えたこんな喜びは
お金になんかには計れないんだから。

お互いしっかり毎日過ごして
愛し合えるのがとても幸せなんじゃない?


桃色季節
ふんわり日差し 風

丁度季節は一回りループして

お互いを繋ぐ何かがまた強くなったね。

お金が無くても
幸せの意味に悩んでも
時間を悔やんでも

この出逢いには変えられないと
微笑み合う季節

2007/03/09 (Fri)

[170] 大>小
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小せぇ 小せぇ

まだまだ小せぇよ。


お前は
お前自身の存在を
“必然”と言い切っちまう。


小せぇ 小せぇよ。


でもアイツよか
コイツよかって
またお前は他人に自身を背ェ比べ。


あぁ。小せぇ 小せぇなぁ。


お前はお前で
背筋を伸ばして
生きてゆくのみよ。


坂道避けて
歩いてるようじゃ
小せぇまんまよ


頑張れよ
頑張ってみぃよ。

そんな自身を愛してみぃよ。

打算とか他人とか関係ねぇよ。

小せぇ自分を
小せぇまんまでいいのかって

問いかけ
今日も
前を見るのみよ。

2007/03/16 (Fri)

[171] HalsAme...
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宵の月 妙に白々と

急ぎ散る欠片を

美しやと 愛でる人

伸びた白い腕に

はらはら

俯くしなやかな睫

嗚呼 夢みたい


別れを惜しむ人

温もりを乞う人

出逢いを噛み締める時

突然の春雨。


突然歌なんか
口にしてみたり

隣の君に
肩なんか回したりして

降りしきる
緑色、空の雨。

もう春なんだね。
暖かき雨に
誤魔化す涙。

2007/04/04 (Wed)
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